「高岡クラフトコンペ」入選のため富山県高岡市へ

台風接近中のこの連休(9/21~22)
車で往復800km超の遠路富山へ行ってきました。

1日目は高岡で高岡クラフトまつりに参加のため。
そしてクラフトコンペの総評を聞きに。

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レベルの高い「高岡クラフトコンペ」に一度は
出展したいと思い、今年初めて「TEBACO」で挑戦しました。
結果は「入選」。名前のある賞に入りたかったけれど、
入選は全体の27%だから良い方かも。

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他の入選作品も素晴らしいものばかり。
その中から上位作品の表彰と各賞の講評がありました。
入賞と上位作品との評価を分けるものは
一口で言えばと「ワンポイントの革新性」。
つまり何処かに他にはない斬新なオリジナリティが必要なんですね。
木製品で言えば、桐材の重箱(普通でしょ)がその手があったか、
と思わせる見事なデザインでした。

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もちろん、「TEBACO」も他と比較して遜色なかったはずですが。

入賞者にはもう一つ、「作家のひきだし展」と言って、
今まで制作した作品を展示販売できる特権があり、
我が社「吉蔵」も小さな厨子や盆栽卓を展示しました。

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高岡は2度目、歴史ある貴重な街ですが
コンペ会場周辺はどの地方都市にも見られる
寂れつつあるシャッター通りの中心街でした。

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続けて高橋秀美の処女作「ゴングまであと30秒」を読む。

内容のユニークさと文章のうまさで 
暑さを吹き飛ばしてくれた 
高橋秀実著「悩む人・人生相談のフィロソフィー」 

続けて氏の処女作「ゴングまで30秒」を読む。  

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スポーツ音痴の私としてはボクシングは遥か彼方の世界。 
しかしうらぶれたボクシングジムに集う会長や 
若者たちの人生模様に思わず惹きつけられた。 

「学校や家庭をはみ出して、あえて殴り合いをしたい
 という練習生たちは、意外に素直で臆病で怠惰だが 
 彼らなりに懸命である。マスコミに登場する事のない 
 若者たちの素顔が、トレーナーの視点から描かれる。」 

作者はこのジムで3年間トレーナーをしていた。 
4回戦ボーイを筆頭に、悪(わる)やおたく引きこもりなど、
登場人物の逸話は全ては事実だそうだ。  

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今年の8月は本を4冊も読んだ。 
この本も今夜までには読み終えそう。 
まだまだ読みたい本が山積み。

脱哲学!?/「悩む人 人生相談のフィロソフィー」高橋秀実著

あ〜面白かった。

高橋秀実( たかはしひでみね)著
「悩む人 人生相談のフィロソフィー」

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哲学はつまるところ処世術である。

ただこの人の場合ああせいこうせいではなく
人生相談(=哲学問題)の回答者(著者)としては
あれはしないこれもしない方が良いと言う結論である。.

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例えば哲学についての章 (第9章 哲学を拝む)
日本の哲学はもともと西洋哲学の翻訳である。
英語はすべて漢語に訳されていた。
無知の知」=知ったかぶりをしないこと
弁証法」=ああでもないこうでもないと考えると賢くなる
さらに哲学語をすべて名詞に統一した。
「○○とはなにか?」
だから余計に解りにくく偉そうなのだそうだ。

続いて女性についての章(第18章 さかしき女)
男は母(女性)から生まれたことを忘れている。
キリスト教の罪とは母から生まれた事。
男から生まれ直すために洗礼を受けてきた。
女性を影の存在にしたがる歴史のありようを見ればわかる。

 

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などなど・・・・・

哲学とは「philosophy」の翻訳である。
「philein」(愛する)+「Sophia」(知る)が語源で
人生において重要なのは、「愛し方を知る」ことで、
「知を愛したりする」と知ったかぶりに陥るだけである。

暑気払いに哲学っぽい本が読めたなんて
なんて素敵なことなんだろう。

観る権利を奪われた。

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展 その後」中止
について色々な人の意見や感想を見てきたけれど、
自分側から見れば一番腹立たしいのは
この展示会を楽しみにしていたのにその機会を奪われた事。

オープンと同時に何とか市長から横やりが入り
マスコミが騒いだので、これは危ない、
雲行きが怪しくなったから早いうちに観ておかなければと
中止の前日、4日朝一番の名古屋行き東名バスを予約した。
そしてその夜、4日から中止のニュースが入った。

がっかり! やっぱり!

そのあとはマスメディアやSNSで分析型意見や
感情型発言が相次ぎ、私も仕事そっちのけで
そっちの話題に埋没してしまったけれど・・・。

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それにしても主催者はとんでもないことをしてくれた。
前売りが前回の2倍も売れていたというし、
中止に至る経過が注目され最終日は長蛇の列で
入場制限したというではないか。

税金云々という愚かな大臣がいたけれど、
この展示会が超話題になって外国からの関心もあって、
爆発的にヒットしたら収入たるや莫大なものになるでしょうに。

「表現の不自由展」が中止になって前売り券は払い戻しになるの?
図録はその部分を消して今でも販売しているの?
私のバスの払い戻し手数料(900円)はどうしてくれるの?
などなど、要らぬ憶測をしてしまった。

まあ、私の感想はこんな程度の取るにも足らぬものだ。
しかし、「表現の不自由展」中止について
勝手な事を言っている人は多いけれど、
実際に観てきた上で意見を述べている人が何人いるんだろう。


いずれにしても一番の希望は
あいちトリエンナーレは10月まで続く予定だったから
早く元の状態に戻すよう計画を練り直して、
一日も早く私たちに観る機会を作ってほしい。

 

杜若のキリを舞います/岡諷会夏の素謡会

今日は岡諷会素謡会の夏の能おさらい会

謡は「菊慈童」のワキ方
仕舞は「杜若(かきつばた)」キリ(最後)の舞。
を演じさせて頂きます。

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♪ 匂いうつる 菖蒲(あやめ)の鬘(かづら)の
♪ 色は何れ 似たりや似たり
♪ 杜若花 菖蒲 梢に鳴くは
♪ 蝉の唐ころもの
♪ 袖白妙の 卯の花の雪の
♪ 夜も白々と 明くる東雲の
♪ 浅紫の杜若の
♪ 花は悟りの心開けて
♪ すわや今こそ草木国土
♪ すわや今こそ草木国土
♪ 悉皆(しっかい)成仏の御法を得てこそ
♪ 失せにけれ
          (能「杜若」キリ)

八ッ橋がかかる杜若たちの水辺の光景を
視覚・聴覚・臭覚までも総動員して
世阿弥は描いています。凄い!

まだとても舞えない高度な仕舞なのですが、
大好きなので妻に尻を叩かれ叩かれ、
恥ずかしながらの登場です。

( 8/10 もくせい会館 1時より)

第2回ケアメン講座「リハ・パークしずおか見学会」へ行ってきました。

団創の理事長の紹介があり、興味を持ったので
リハ・パークしずおかへ行ってきました。

近いうちに母、妻を介護する様になるかも。
・・・と初めて体験するケアメン講座。

2回目は城東町にある施設「城東保健福祉エリア 保健福祉複合棟2階」
「リハ・パークしずおか」で介護用品と自宅介護のための 
部屋の作り方について学びました。

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介護の世界は想像以上に進んでいるんですね。
車椅子、杖、トイレから補聴器、介護用箸まで。
色々な福祉器具が紹介されていました。

 

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実際に使ってみると、なるほど使いやすい。
でも、操作が複雑でわかるかな?
と思われるものも幾つかと、色々でした。


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又、風呂とトイレの改造や設備も
費用はかかるけれど理想的なものでした。

 

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床の段差の解消や手すりの付け方など
比較的簡単にできるものもあるので
早速家でも応用したいと思います。

 

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将来自分が先に介護される側になるか、
介護する方になるのか分かりませんが、
たいへん役に立つケアメン介護講座でした。

 

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この施設、まだまだ認知度がなく、
もっと多くの人に見学に来て欲しいとの事です。

さて、ケアメン講座第三回は
来月(8月25日)アイセル(女性会館)で
排泄についての講座があります。
もちろん、早々に申し込みました。

歴史と選挙と映画と/7月20日私の行動

7月20日 午前10時 青葉小学校跡地
「戦国時代末期のまち(道と武家屋敷の石垣)
駿府で初めて発見。」
のニュースを聞いて、その説明会に参加。
貴重な遺跡を見ようと大勢の人で賑わっていた。

 

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午後1時 浜松駅北口。
立憲民主党の立会い演説会に遭遇。
党首の枝野氏が声を枯らして
徳川家広候補を応援。
ここでも大勢の人が聞き入って
拍手をしていた。
静岡は国民民主党候補と接戦の模様。
ガンバレ立憲!

 

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午後4時 浜松駅。
観たかった話題のドキュメンタリー映画
「主戦場」を鑑賞した。
静岡市ではやらないので
浜松シネマイーラまで来た。
案の定、満員に近い状態。
慰安婦問題って全く解っていなかった。
単に日韓の問題でなく普遍的な人権問題。
だから世界が騒ぐ。
難しかったけれど勉強になりました。

 

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