2010-01-01から1年間の記事一覧

2010 年の終わりに

今日で2010年も終わり。 00年代も早くも10年が過ぎ、明日からは10年代ですね。 ここで、2001年から2010年の間の大きな変化を、我が社を例に取り上げてみます。 まず、社名を「株式会社 杉山吉蔵商店」から「株式会社 吉蔵」に変更したこと。 メーカーイメー…

今年の映画・わたしのベスト3

年末になったので、2010年に見た映画の総括をしました。 今年見た映画は14本。正直少なかったです。 「母なる証明」 「戦場でワルツを」 「チェーサー」 「ハートロッカー」 「第9地区」 「17才の肖像」 「息も出来ない」 「告白」 「カラフル」 「悪人」 「…

参加型市場がクロスする/クリスマスフェスタ2010

「吉蔵」が参加した今年最後の展示会が、この「クリスマスフェスタ」2010。 メインの家具でなく、金具アクセサリーというホビーの世界での初出展。 まさに今、変わりつつある消費の流れを学び取る、たいへんいい機会でした。 「ホビーのまち静岡」 静岡市で…

人権デーのキャンドルナイト

毎年、12月上旬は「世界人権週間」。 世界人権宣言が、1948年12月10日の第3回国際連合総会で採択されたことを記念して設けられた。 「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」 理想にはほど遠い現実を、少し…

ソーシャルメディアは信頼できるか?

尖閣諸島の映像流出問題や、ウィキリークスさわぎなど、 このところ、ソーシャルメディアの話題が注目されています。 新聞、雑誌、テレビ、ラジオに次ぐ第5のメディアとして登場。 webを通して、たちまち私たちの生活に浸透してしまったツール。 インタラク…

ふつうの人・ジョンレノン/映画「ノーウェアボーイ」

シネギャラリー7周年記念、ファン集いの会に行ってきた。 初めの頃は熱心に通ったけれど、ゲストのおすぎのトークがマンネリで、 そのうち行かなくなっていた。 今回は、ゲストがビーター・バラカンさんに変わったということと、 どうしてもしなくてはならな…

しつらい式部が活躍します@クリスマスフェスタ

「ホビーのまち」からメリークリスマス!クリスマスフェスタ プロフェッショナルから、素人作家さんまで。 ものづくり文化都市、静岡のクラフトマン、職人が大集合。 ワークショップあり、手作り教室あり、の参加型イベントです。 そして、今回は「金具アク…

忙しい12月こそ新聞を読みたい。

朝早く起きて、メールをチェックし、ブログを書く。 朝食もそこそこに、新聞も読まず、パソコンにへばりついて、 気が付いたら仕事の時間になっている。 ブログを始めてから、そんな朝の習慣が身についていたけれど、 秋頃から、少しずつ行動時間の流れが変…

小塚選手のスケートに感動!

BS民放が受信できるようになって、見てしまうがフィギュアスケート。 特に、昨日のグランプリシリーズ・フランス戦の小塚崇彦選手のフリーは圧巻でした。ときに王子のようにノーブルで、ときに騎士のように逞しく。 決して派手な振り付けではないけれど、ひ…

静月庵にて炉開きを楽しむ

二ヶ月に一度の割りで、茶会を楽しむグループ「遊子連」。 今年でもう、10年になります。 それを記念しての、今月の茶会。 駿府公園内にある。紅葉山庭園「静月庵」にて催されました。 久しぶりに私も和風スーツに身を固めて、妻や友人と共に出掛けました。 …

産業フェアしずおか2010に出展します。

11月の最終週末、ツインメッセしずおか全館で「産業フェアしずおか」が開催されます。 今年で29回目となる、静岡の地場産業を紹介するお祭りです。 昨年に続き、「吉蔵」も家具部門で出展します。 会期 2009年11月27日(土) 9:30 〜 17:00 28日(日) 9:…

工芸の現代的課題

ユニクロ、無印良品など、グローバルな工業製品と化したデザイン。 中央志向が強く、地域の個性が乏しいクラフト。 今、地域の伝統工芸は、どんな方向を目指していったらいいのか。 日経新聞11月13日夕刊 <現代の陶工 東京発 中村銀平さんに聞く> に、その…

工芸の復興

工業製品は機械で作るモノ。 工芸は手仕事によるモノ。 もちろん、こんな単純な分け方はナンセンスでしょう。 しかし、工業製品がどんどん海外生産にシフトしていく現状をみると、 伝統に裏打ちされた工芸をもう一度見直すこと。 ガラパゴス化を利用し、文化…

本物は残らない

嘗て、静岡の伝統技術であった「指物」。 今、「指物」技術を受け継いだ、腕のいい職人さんに仕事がない。 我が社のような零細企業にも、仕事を探す問い合わせがあった。 このままで行ったら、「指物」は、絶滅危惧種となるのではないだろうか。 先日、和家…

ビルマ・アジア・ニッポン・シズオカ

仕事が詰まっているので、土日も休めないこのごろ。 でも今日(7日)は、NPOアムネスティ静岡グループのイベント手伝いに行かねば・・・。 ビルマの現状を伝えるセミナーと「ピュア」の映画上映会。 無邪気な、しかし未来のない難民キャンプの子供たちを取材…

11月はじっくり文芸本を/辻邦生著「西行花伝」

いつの間にかすっかり秋も深まり、もう今年もあと2ヶ月。 9月の猛烈な残暑の中、展示会にハシゴをかけて、 駆け回っていたのも、遠い昔のよう。 11月の朝の冷えた空気に、ようやくゆとりを取り戻したこの頃。 そういえば今、まさに読書週間。 なにか急に、…

音楽で描くイランの現実/映画「ペルシャ猫を誰も知らない」

映画「酔っぱらった馬の時間」では、馬を酔わせて厳冬の地を荷運びさせる少年を。 映画「亀も空を飛ぶ」では、イラク兵にレイプされ、生まれた子供を殺してしまう少女を。 共に、少数民族クルド人の過酷な暮らしと絶望を描いて、衝撃的な映画だった。 見た後…

三越ショーウィンドウを飾る「吉蔵」の家具

日本橋三越本店の、今秋のビッグイベント。 <JAPAN STYLE > 和の様式×モダンの、新しい生活 10月27日(水)からはじまる、この特集に先がけて、 三越ショーウィンドウでは、JAPAN STYLEの逸品を紹介しています。 その一角に、吉蔵の「創作李朝家具」四方棚…

静岡特産品東京展示会・今年の印象

10月中旬から下旬にかけて、秋は駆け足でやってきます。 いつも季節の変わり目を実感する、三日間の新宿イベント広場の物産展。 外から吹き込む冷たい風に、身震いしながらも、無事終了しました。 昨年好評だった金具アクセサリーと、安定した売上のあるフク…

キューブな厨子・新宿展でお披露目

「吉蔵」が提案するのは、新しいコンセプトから生まれた、キューブな形の厨子。扉の開閉でない、閉じるカタチと開くカタチがここにあります。明日(19日)からはじまる、「静岡の特産品・東京展」。 「吉蔵」は、さらに新しい「祈りのかたち・こころの在りか…

水 / Blog Action Day

10月15日はブログアクションデー、4回目の今年のテーマは 水(water)。 「水」は、ヒトの生きる権利や地球環境など様々な観点から、私たちが問われる緊急な問題として、ブログアクションデーに取り上げられています。 水について思いめぐらしたとき、ふっと…

静岡特産品東京展示会に参加します。

秋になって、「吉蔵」は展示会が目白押し。 特に今年は、9月から10月にかけて、3つの展示会が続いています。 「吉蔵・室礼展/祈りのかたち・こころの在りか」(しずぎんギャラリー) 「シノワズリーと創作李朝家具」(日本橋三越) 御来場頂きましたお客様、…

夢見る家具/森谷延雄の世界

森谷延雄(1893-1927) 関東大震災を境に大正・昭和を駆け抜け、モダニズムあふれる個性的な家具を発表。夢見る頃を過ぎても、夢見る男の残り香が漂っている森谷延雄の家具の世界。夢見る男は、時代に惑わされることなく、 自分の抱いた家具の夢を、追い続け…

「悪人」は誰なのか/映画「悪人」

傑作小説吉田修一著「悪人」を映画化し、 モントリオール国際映画祭で深津絵里が主演女優賞を獲得した、話題の映画「悪人」。 ずっと前から読みたかった本なので、映画はどうかなと思いつつ、鑑賞。 飽きることはなかったけれど、韓国映画のような凄みがなく…

グランシップに文楽がやってくる。

10月の楽しみは何と言っても、年に一度のグランシップ文楽。 今年は超豪華版ですぞ〜。 何と言ったって、あの世話物の名作「曾根崎心中」を通しでやるんだから。 それに、昼の部は時代物の「仮名手本忠臣蔵」。 人形遣いの吉田簑助、桐竹勘十郎。 浄瑠璃方の…

10月の朝に。

まだ、暗闇のなごりが残っている、あさ5時50分。 目を覚ましてトイレに行き、顔を洗って着替える。 祖母が、娘を起こす。「○○ちゃん、6時ですよ。」 私は台所に向かって、フルーツジュースとピッザを作りはじめる。 リンゴ・グレープフルーツ・バナナ、そし…

吉蔵・三越展示会はじまる。

静岡での「吉蔵・秋の室礼展」から一週間おいて、 東京の百貨店での催し「吉蔵・三越展」がはじまりました。 創作李朝家具とシノワズリー 会場 日本橋三越本店 5F インテリアイベントコーナー 会期 2010年9月29日(水)〜10月5日(火) 秋の訪れとともに、ゆ…

コミュニケーション本来のすがた/内田樹著「街場のメディア論」

内田バブルという言葉があるほど人気の、内田樹神戸女子学院教授。 だいぶ前に、氏の初期の本「ためらいの倫理学」という本を読んだけれど、 少々難しいというか、どちらかというと読みにくい本だった記憶がある。 さて、今回の話題の本「街場のメディア論」…

望まれるこれからの偲ぶかたち

「吉蔵・秋の室礼展2010」好評の内に終了しました。 多くの皆さま、御来場有難うございました。 今回の「室礼展」は、前半と後半、明らかに違うお客様の流れがありました。 金曜日(19日)から始まって、日曜日(21日)までの前半。 御案合いを送らせていた…

ブログ力(りょく)ってすごい!!

9月の三連休。 静岡の繁華街では、「おだっくい祭り」が催され、 カラフルな衣裳をまとった踊り人で賑わっています。 でも遠出する人が多いのでしょうか、いつもの土日より静かですね。 「吉蔵・室礼展」も会場がビルの7階にあるため、静かな環境です。 厨子…