2011-01-01から1年間の記事一覧

10月 銀座と新宿で「吉蔵」二つの展示会。

9月は夏と秋とのせめぎ合い。 昨日は、夏の打ち止め。最後の(?)夏の勢力が張り出した一日でした。 さて、今日から10月。 「吉蔵」は、東京の銀座、新宿で展示会を予定しています。 まずは、銀座三越の女性週間「銀座でオンナを磨く1週間」にちなんで、 展…

さようなら、七間町静活映画館

9月は別れの季節。 オフコースの名曲「秋の気配」にあるような、恋の別れではないけれど、 自分の好きだったものが、消えてしまうのは、誠に辛いものです。 ケーキ工房「ビスケットキング」の閉店をお知らせしました。 そして、私の青春だった七間町静活映画…

また会う日まで! 我が街の「ビスケットキング」

体文協・佐野つとむ氏推薦、おとなの男性が好む味。 村松具視のエッセー「駿河ピープル」に登場する女主人。 その、伝説のケーキ工房「ビスケットキング」が、先週閉店した。 私が家から呉服町商店街へ行く途中、一風変わった西洋風田舎スタイルの店があった…

厨子職人最高の逸品・八角厨子(夢殿型)登場!

素晴らしい厨子が出来上がりました。 八角形をした屋根のある八面体厨子、夢殿型。 法隆寺の夢殿を模した、たいへん人気のある伝統的な厨子です。 八角厨子(夢殿型) サイズ・間口22×奥行22×高さ39cm 内寸・間口14×奥行14×高さ24cm 材質・国産欅(けやき)…

我が社のお客さま(スーパースター)は中田英寿さんでした。

7月の台風の日に、我が社に取材に訪れたスーパースター。 それは、サッカー選手、中田英寿さんでした。 中田英寿さんのオフィシャルHP「nakata.net」 世界150カ国以上をまわり「生涯旅人」を宣言する中田英寿は 常に外部からの情報ではなく、実際に自分の目…

フクシマの若者たちの「希望」

8月中旬、私は静岡から福島の被災地へのツアーに参加しました。 その折、南相馬市の災害現場を案内して下さった、20代の若い同市々会議員のT氏。 9月の先日、静岡に来た彼の話を聞く会があったので、行ってきました。 題して 「現実的」脱・原発のススメ 実…

伝統の底力(続・ギフトショーから得るもの)

自社製品の販売や紹介がメインの、ギフトショーですが、 参加2000社ともなると、幾つかの、たいへん勉強になるメーカーがあります。 もちろん自分の認識内なので、それほと多くはないのですが、 会場を巡ると、すばらしい製品に出会う事があります。 そして…

ギフトショーから得るもの。

久々に出展したギフトショーも、あっという間に終わり静岡に戻ってきました。 喧騒と色の洪水の中で過ごした4日間。 良きにつけ悪しきにつけ、ビジネスの裸の姿が垣間見えるビッグな見本市。 10年前に参加したときとはまた違う、たいへん興味ある展示会でし…

ギフトショー 始まりました。

9月5日、雨の中静岡から東京ビッグサイトへ。 ギフトショー搬入のため、ワゴン車を走らす。 幸い東京は曇り、屋外からの荷物の運び込みも順調。 3M四方の狭いブースをいかに美しくディスプレーするか。 展示品の厨子を目線を意識して、効果的に見せるた…

「掌(たなごころ)の厨子」をギフトショーへ。

台風が日本列島を直撃しそうな、9月のはじまり。 広報塔では、「防災の日」の訓練・地震発生を呼びかけています。 昨月の「和のある暮らし展」(松坂屋静岡店)では、 たいへん多くのお客さまに御来場いただきました。 残暑厳しき折、皆さまに厚く御礼申し上…

人の短を言うなかれ 己の長を説くなかれ

先日、BSプレミアムで再放送された「空海」特集。 上野の東京国立博物館での「空海と密教文化」にちなんだ番組だったようです。 その中で、とてもわかりやすい「空海座右の銘」が、師の直筆といわれる 「人の短を言うなかれ 己の長を説くなかれ」 中国の格言…

「和のある暮らし展」(松坂屋)始まりました。

工房吉蔵の「和のある暮らし展」が始まりました。 会場の松坂屋静岡店7階特設会場。 昨年はエスカレーター近くの特等席、1カ所でしたが、 今回は、同場所とさらに、レジ近くの2カ所。 到底家具だけでは埋めきれない広い場所で、 特等席には「厨子」関係、レ…

脱・血液型

朝日新聞の夕刊(8/22)に、こんな記事があった。 「血液型 就活で聞かれたら・・・」 就活で血液型を聞かれたらどうする? 就職活動で不況と東日本大震災のダブルパンチにあえぐ学生が悩んでいる。 専門家は血液型による性格判断に科学的な根拠はなく、 面…

壮大なる空疎/映画「ツリー・オブ・ライフ」

伝説の映画作家、テレンス・マリック監督。 67歳までの生涯に、僅か5本の映画。 2作目の「天国の日々」で評判をとり、 5作目の「ツリー・オブ・ライフ」でカンヌ映画祭パルムドール賞受賞。 1950年代半ば、中央テキサスの田舎町で幸せな結婚生活を送っていた…

「和のある暮らし展」ご案内

夏休みも終わり、今日から仕事の方が多いと思います。 猛暑続きの毎日、でも来週からは秋の気配が訪れるそうですね。 残暑お見舞い申し上げます。 わが工房「吉蔵」では、8月最後の一週間、松坂屋静岡店にて展示会を予定しています。 皆さまの御来場お待ちし…

被災地 福島から(3日目)

8月10日(火) 3日目 いわき市 朝早く起きて、いわきの街を散歩する。 南相馬市と打って変わって、静岡と同じような活気ある地方都市のすがた。 お金を使って、街の美観を汚している。どこの街でもあること。 午前中は海岸部の小名浜地区の支所で、震災時の…

被災地 福島から(2日目)

8月9日(火)立秋 2日目 原ノ町駅(南相馬市)に止まったままの電車。3月11日より動いていない。 朝7:30 南相馬市のホテルを出発。いよいよ、大津波が襲った海岸線へ。 海に近付くにつれ、破壊された家々が目につく。 そして、整理された瓦礫の山が連なる。…

被災地 福島から(1日目)

8月8日(月)1日目 最初の目的地、郡山市に向かう。 主催者が携帯する放射能測定器で、時々その場所場所を測定する。 蓮田SA 0.17 μSv/h マイクロシーベルト(時) 那須高原SA 0.33μSv/h 郡山(屋外) 1.03μSv/h 郡山(屋内) 0.11μSv/h 郡山の総合文化施設「…

被災地 福島へ。

8月8日朝6時50分、バスで福島へ出発しました。 同じ思いの20人の仲間と、被災地へ視察の旅です。 娘に言ったら、「そんな、興味半分で行ってもいいの?」 確かにミーハー的要素が大半。 現場でのボランティア活動も事前にどうするか決まっていません。 ただ…

相逢不相識 共語不知名

妻が、娘の誕生日のために買った本を、私が読む。 禅語 【石井ゆかり・文 井上博道・写真】 「禅語」とは、茶室の掛け軸に書かれるような、仏教の名句や中国の詩句の総称、とある。 人気占い師「石井ゆかり」さんが解説し、写真家「井上博道」さんが美しい風…

8月の朝の日常

朝、公園側の道路を通ったら、我が家のフェンスに朝顔が咲いていた。 「今日は最高! 25個の花が咲いたよ。」母が言った。 あまりに清楚で愛らしいので、花をカメラに収めていた。 向こうから来た、迎えのおばさんが自転車から降り、 「お母さんが大事に育て…

孤独な時間、もっと必要。

最近、ある有名な作家さんから、桐箱を製作する注文をいただいた。 地元で桐箱専門に作っていた職人さんがやめてしまい、代わりに製作する人を捜していた。 全国に桐箱製作所はいくつもあるので、最初はそちらを勧めたが、 地元の職人さんがいいと言う。そこ…

世話好きfacebookも、自分流にカスタマイズを

最近、blogを開いている時間と、facebookを眺めている時間と、 どちらが長くなったのだろう。 blogは週二回ほどのペースで、自分で記事を考え、画像を入れてアップする。 義務感はなく、自分が興味がある事を人様にも読んで頂いている、という配慮を持って。…

ようこそ スーパースター!!

台風が静岡へ接近したあの日。 東京から○○さま一行が、わが工房へ取材にやってきた。 ○○さま。 日本では、多分95%は知っているであろうスーパースター。 世界にも多くのファンがいるスポーツ選手。 まさか、実際に我が社にいらして、家具の説明をさせていた…

時代のキュレーター/地震学者「石橋克彦」氏講演会を聞く

地震学者「石橋克彦」氏って、ご存じですよね。 1976年の日本地震学会および地震予知連絡会で、 東海地震説のもとになった「駿河湾地震説」を発表した人。 今、静岡県が日本一の地震防災県になっているのは、この人の発言がもとです。 と同時に、浜岡原発を…

我が家の先祖棚

静岡は、いま新暦の「盆」の季節。 仏壇のある我が家では、母がご先祖を迎える支度をせっせと行う。 まず、「盆棚」を作り、仏壇から位牌を持ち出し、 具足やお供え物と一緒に並べます。 以前は盆棚を仏壇の前に置いたのですが、 仏壇スペースの隣、神棚があ…

友達い(ら)ない人。

facebookを始めてはや3ヶ月。 リクエストをしたりされたりして、友達欄が50人になった時、 ふっとなにげなく、こんなコメントを書いてしまった。 友達50人になりました。 若かりし頃の私は、友達いない人だった​ので、 年を経て成長したのだなと、おかしな感…

高濃度放射性廃棄物処理の困難/映画「10万年後の安全」

原発に反対か賛成か、の問題ではない。 そこから生まれる廃棄物の処理で、地球の未来はどうなっていくのか。 世界各地に暫定的に集積されている、高濃度放射性廃棄物。 その数、20〜30万トン。 自然災害、人災、戦争など、社会変化があればたちまち猛威をふ…

なにげないこと

NHKテレビ「クローズアップ現代」で、ドナルド・キーン氏の事を取り上げていた。 私たちにも馴染みの深いキーン氏は、日本文学研究で知られる米コロンビア大名誉教授。 今度の震災をきっかけに、余生を日本で送ろうと、帰化することとなったそうです。 国谷…

エ○・グ△・ホラーの三拍子/映画「ブラックスワン」

今のスピードとはかけ離れた、牛歩のような場面展開に、 半分くらい眠りの世界に連れて行かれてしまう映画、「ブンミおじさんの森」。 だからといって、その映画がつまらなかったかというと、そういう訳ではありません。 たとえば、「ブラックスワン」のよう…