季節の事

読書週間だ。

「めずらしく寝スマ本本スマ寝本 いつも寝スマ寝スマスマスマ寝」 (朝日歌壇 和田由紀) 通勤電車社内の七人掛けシートに座っている 7人の行動を、向かえから見た作者が描写。 いつもは本を読む人はいないのに今日は3人も。 (2023/10/29 朝日新聞朝刊 天…

萩と秋明菊と彼岸花

9月に入ってから不順な天気が続いています。 だいぶ前、私が顔に帯状疱疹が出来て入院したのもこの頃、 今年は妻が初旬から熱が出たり引っ込んだりするので、 病院に行ったら軽い肺炎だったりして。 そんなこんなで、連休は家事に追いまくられています。 三…

石川啄木 夏のうた

先日の茶会で、待合にあった掛け軸。 ほとばしる喞筒の水の 心地よさよ しばしは若きこころもて見る 啄木 うざったい歌ばかりだと思っていたら、 こんなさわやかな夏のうたがありました。 やっぱり啄木は天才です。 好きだ。 (喞筒はポンプと読むそうです。…

五月雨に花橘のかをる夜は・・・

例年は、6月のKAGUメッセの頃、梅雨入り宣言がありました。 しかし、今年は5月下旬にすでに梅雨入りとなり、曇り空の日々が続いています。 鬱陶しい季節を嫌う私たちですが、こんな和歌もあるそうです。 五月雨に花橘のかをる夜は 月澄む秋もさもあらばあれ …

幸せな国・幸せな私 「正月三が日の過ごし方」

2012年の春、明けましておめでとうございます。 この時だけ、日本中にまったりした空気が流れるお正月。 皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか? 元旦 年越しの掃除を終えてわずかな就寝。 午前中、もう何十年も続いている町内の新年拝賀式に参列。 巳年の…

年末、20日以降の過ごし方

12月16日の総選挙投票日以降、どうも気分が優れない。 「どうみても、こんな結果おかしい。」 「ああ、もう日本から脱出したい。」 なんて、つまらぬ事ばかりつぶやいている。 それでも年の瀬は慌ただしく、雑用が追いかけてくる。 12月21日 冬至 忙しい年末…

9月9日 重陽の節句

9月9日、今日は「重陽の節句」。 現代人にとって、桃、端午、七夕ほどの季節感はありませんが、 暦の上では最も重要な季節の節目(節句)だったようです。 しかも大安が重なり、最高のめでたい日となりました。 旧暦9月9日は陰陽道の考え方から 陽数(奇数)…

9月の声を聞いて

9月の天気はうつろいやすい。 ウンザリする残暑が続いていた昼に変わって、夜になったら雨の音。 たしかに、9月の声とともに夏休みも終わり、季節は着実に変わっていく。 そんな秋の気配を感じさせて、西洋の古典音楽と日本の古典芸能が静岡にやってくる。 …

十三夜の茶会

夕暮れ時、澄み切った東の空を見ると、僅かに左下が欠けた月が・・・。 そう、昨日は「十三夜」。 十三夜にちなんでしつらえられた茶会に、参加してきました。 二月に一度の茶会「遊子連」は、素人の私にも十分リラックスして出来る体験。 主人のMさんの、飾…

8月の朝の日常

朝、公園側の道路を通ったら、我が家のフェンスに朝顔が咲いていた。 「今日は最高! 25個の花が咲いたよ。」母が言った。 あまりに清楚で愛らしいので、花をカメラに収めていた。 向こうから来た、迎えのおばさんが自転車から降り、 「お母さんが大事に育て…

なにげないこと

NHKテレビ「クローズアップ現代」で、ドナルド・キーン氏の事を取り上げていた。 私たちにも馴染みの深いキーン氏は、日本文学研究で知られる米コロンビア大名誉教授。 今度の震災をきっかけに、余生を日本で送ろうと、帰化することとなったそうです。 国谷…

新年正月に見る静岡の絶景

2011年、あけましておめでとうございます。 年末から年始にかけ寒い日が続きましが、お正月いかがお過ごしでしょう。 私の元旦は、例年どおり町内の拝賀式に参列。 続いて、家族で屠蘇とおせちで新年を祝います。 元旦の新聞を眺め、年賀状を見たり、年始番…

静月庵にて炉開きを楽しむ

二ヶ月に一度の割りで、茶会を楽しむグループ「遊子連」。 今年でもう、10年になります。 それを記念しての、今月の茶会。 駿府公園内にある。紅葉山庭園「静月庵」にて催されました。 久しぶりに私も和風スーツに身を固めて、妻や友人と共に出掛けました。 …

車の窓を開けて9月の風を感じよう

いつまでも衰えない猛暑。 車の窓を開けて9月の風を感じよう。 クーラーをつけたまま停車しないようにしよう。

猛暑お見舞い・対暑法

梅雨明け以降、猛烈な暑さが続いています。 猛暑お見舞い申し上げます。 今朝のNHKの天気予報では、今年の夏は、 「高」「高」「高」ばかり。 3ヶ月予報でも、9月まで暑い日が続くようです。 無理をせず、くれぐれも体調の管理に気を付けてください。 さて、…

kittsan家の元旦

煌々とした満月に見守られ、寒風に送られて、2010年が始まりました。 皆様、明けましておめでとうございます。 普段、毎日の繰り返しに追われている私たちにとって、 正月は、一年の感覚がよみがえってくる貴重なひと時です。 元旦の最初は、何十年も続いて…

Climate Change (気候変動)

今年の夏期は、前半雨天が続き、夏らしくなったのは8月中旬。 また、後半は、晴天続きの残暑が長く、秋の来ない9月だった。 秋の支度をして行った9月のウィーンは、夏のような暑さだった。 シルバーウィークの静岡も、30度近い日が続いて、例年より温度が高…

星に願いを

うっとうしい梅雨の季節にあっても、 7月7日の夜は、何度となく空を見上げてしまいます。 ご近所の軒先には、昔ほど大きくはないけれど、 短冊を掛けたササ飾りがあちこちで見られます。 「サッカーの試合に勝ちますように。」 「ピアノが上手になりますよう…

朧月夜を歌う樋口一葉

おもふこと 少し洩らさむ友もがな うかれてみたき朧月夜に 「朧月夜に浮き立つように、恋心を少しだけ話せる友がほしい。」 二十四歳で没した樋口一葉が、死の前年に作った歌だそうです。 日経新聞の夕刊<耳を澄ましてあの歌この句>に解説がありました。 …

初釜を楽しむ

二ヶ月に一度、仲間で行っている自由な茶会。 今年は正月早々、初釜にお招きいただきました。 主人は茶道歴二十数年のベテランMさん。 彼女の催す茶会は初心者でも十分楽しめる、気楽さがもっとう。 私のような作法のない者でも、至福のひとときを味わう事が…

男も冷えるんです。

残暑お見舞い申し上げます。 暑さの途切れる時がありませんね。 でも、私の場合、このクソ暑いのに靴下が手放せない。 何年か前から、真夏でも短パンがはけなくなった。 Tシャツ一枚ではクーラーの中には行けない。 いつも冷えないよう、シャツを用意してい…

七夕を詠んだ歌

七夕なんだから、少しは情緒を感じさせる話がしたいですね。 「七夕にちなんだ、有名な和歌があるけど知っている?」 「ほら、七夕伝説に出てくる鳥がいるでしょう。」 古典に詳しい妻が、聞きました。 「つる? かも?」 とんちんかんな事をいう私に、 「違…

蚊柱に思う

風のたまり場なのか、春から夏にかけて、我が家の駐車場の同じ場所に、蚊柱が立ちます。 蚊柱は、ユスリカが集まった物で、1匹の雌と多数の雄で構成されている。 蚊柱が形成される理由は交尾のためで、成虫の寿命は長くても1、2日ぐらいだそうです。 蚊柱を…

棚田の夕日

2008年6月14日 17:30〜19:30 静岡県菊川市上倉沢 千框棚田 棚田の夕日撮影会

田植えの季節に

焼津の職人さんの所に行く途中、めずらしい風景に会った。 水が張られた田圃に田植え機を使って田植えをしている。 育苗箱に種をまき、発芽させたマット苗をそのまま機械の台に乗せて並べる。 田植え機の植え付け爪がマットの端から苗を掻き取って挟み持ち、…

新茶の季節に

新茶の季節になりました. 私の家の近くの錦町、葵町、茶町など茶問屋街も今、活気づいています。 茶どころ静岡では、どのお宅でも新茶を味わっていること思います。 私も、小島茶店さんの美味しい新茶を毎日飲んでいます。 そして、我が社もささやかですが、…

祝日の名前言えますか?

ゴールデンウィークのただ中です。この時期の祝日の名前言えますか? 4月29日 昭和の日 5月 3日 憲法記念日 5月 4日 みどりの日 5月 5日 子供の日 (5月6日は振替休日・・・なんですね。) こうして眺めてみると、 これは日本人が今最も考えなけ…

グラマラスな山の木々

桜や菜の花が主役となっていた田舎の風景が、いつの間にか緑の洪水で溢れそうになっている。 今日、宇津ノ谷トンネルを通ったとき、目の前に広がる山の景色が肉感的で何か異様な感じがした。 木々が春の雨水を吸って新芽がどんどん成長し、前へ前へと張り出…

春宵一刻値千金

春宵一刻値千金 (しゅんしょういっこくあたいせんきん) 花有清香月有陰 (はなにせいかあり、つきにかげあり) 歌管樓臺聲細細 (かかんのろうだいこえさいさい) 鞦韆院落夜沈沈 (しゅうせんいんらくよるちんちん) 春の夜の一刻は千金に値する 清らかな花の香り…