映画の事

1500人の入場者/映画「靖国」

話題の映画「靖国」見てきました。 普通の映画館で見られなかったのが不満でしたが、 主催者の話によると延べ1500人ほどの入場者があったとか。 予想以上のビッグヒットになったのではないでしょうか。 静岡で見ることが出来て大変よかったと思います。 以下…

やるせなきおスタイル

今月は、NHKBSで日本映画の巨匠、成瀬巳喜男監督の映画が何本か放映されています。 先日も、「稲妻」と「あにいもうと」が放映されました。 「浮雲」「めし」「乱れる」など代表作は見ていますが、傑作の誉れ高い「稲妻」は今回初めて見ました。 映画「稲妻…

俳優の存在/映画「休暇」

こういう淡々と静かに進む映画を見ると、俳優の力がいかに大きいかをつくづく感じました。 シングルマザーの美香と見合いし、交際を始めた中年刑務官平井。 子供はなかなかなつかないが、それでも2人は結婚する方向に進み、式も間近になる。 一方、独房で絵…

映画「靖国」自主上映?

24日付静岡新聞の朝刊社説に映画「靖国」が静岡で自主上映される事の記事が載っていました。 とうとう静岡で「靖国」が上映されることが決まったのはうれしいし、私も必ず見に行きますが・・・。 やっぱりこの映画は普通の映画館で見たかった。 最低でも2週…

一人称と三人称/映画「人のセックスを笑うな」

山崎ナオコーラの人気小説を同性の井口奈巳監督が映画化。 映画をみて本を読んだが、両方から受ける印象はだいぶ違っていた。 磯貝みるめと、えんちゃんと、堂本は美術専門学校の同級生。 彼らの学校に、かつての卒業生ユリが講師として赴任してくる。 みる…

絶対の悪/映画「ノーカントリー」

今年のアカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した、コーエン兄弟監督の傑作です。 砂漠の真ん中で狩りをしていたモスは、偶然大量のヘロインと200万ドルの入った鞄を見つける。 周りには数体の死体が転がっている。仲間割れで生じた惨劇のよ…

視覚こそ生きるすべて/映画「潜水服は蝶の夢を見る」

フランス映画「潜水服は蝶の夢を見る」は感動を超えて、見るものに生きる意味を強く問う映画です。 ファッション誌「エル」の編集長ジャン=ドミニック・ボビーは華やかな生活から一転、 脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまう…

ディズニー映画の限界?/映画「魔法にかけられて」

いまさらディズニー映画でもないと思ったけれど、 映画「魔法にかけられて」は評論家の受けもいいので、妻と見に行った。 結果は正直言って期待ハズレ。もっと面白い映画になったのに・・・。 アニメの国のお姫様ジゼルがひょんな事から現代のニューヨークに…

愛の地獄扁/映画「ラスト・コーション」

前回紹介したアン・リー監督の最新作です。 静岡ミラノでも公開されましたが、先日、清水映画祭のプログラムのひとつとなっていました。 こういう映画に出会ったとき、つくづく映画を見る充実感と喜びを感ぜずにはいられません。 日本軍に占領され、抗日運動…

大人の嘘と子供のうそ/映画「ウェディング・バンケット」

先日、NHKBS2で中国の監督アン・リーの初期の作品が放映されました。 「推手」「恋人たちの食卓」「ウェディング・バンケット」の3本。 特に「ウェディング・バンケット」は、だいぶ前映画館で見た事があり、大変好きな作品です。 NYでアメリカ人サイモンとゲイ…

好奇心は行動を促す

ドキュメンタリー映画「靖国」が話題になっている。 2年前、小泉元首相の靖国参拝についてもめていた頃、それなら 実際に見に行って見ないかということで、仲間で靖国神社探訪を行った。 大鳥居をくぐる時は緊張するが、社殿はいたってフツウの神社で拍子抜け…

アカデミー賞

先日、2008年度アカデミー賞の発表がありました。 コーエン兄弟が監督した「ノーカントリー」が作品、監督、脚色、助演男優賞の四部門で受賞。やっぱり本命は強い。予想通りの結果でした。 このように、ここ何年も監督賞や脚色賞(又は脚本賞)を取った映画…