音楽の事

この一曲をとことん語る・・・ラベル作曲舞踏詩「ラ・ヴァルス」

クラシック音楽は高校時代にブラスバンド部へ 入っていた頃から好きだった。 今は妻の影響でもっばら邦楽を聞く機会が多いが、 半年ほど前、facebookで静岡AOIの講堂で行われる クラシック愛好者サークルを知り、覗いてみた。 「この一曲をとことん語る」と…

ピアノコンサートで三つの有りえないハプニング

久し振りに妻とピアノのデュオリサイタルに行った。 会場は50人ぐらいのホールで、ピアノを囲むアットホームな雰囲気。 曲目はドビュッシーからストラビンスキーまで、 近代から現代への私のお気に入りの曲が揃っていた。 開演時間になって演奏者が入場する…

「冬の星座」を歌う

ジムにエアロビクスレッスンに行った帰り道、 自転車に乗りながら夜空を見上げる。 吐く白い息の彼方に、あちこちで星がきらめく・・・。 思わず、「冬の星座」を声を出して歌ってしまった。 木枯らしとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光…

加藤和彦さん、あの素晴らしい音楽をもういちど!

日曜(10/5)の午後、何げなくテレビを付けたら、フォーククルセダースが歌っていた。 「帰ってきた酔っぱらい」から「悲しくてやりきれない」まで。 学生時代、反感と共感の対象だったフォークグループ3人組。 この番組はその内の加藤和彦の音楽人生を特集…

モーツアルト・・ショパン・・バッハ ・いや、ラヴェル

久しぶりにグランシップでクラシック音楽を聴いた。 チョン・ミョンフン指揮/フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団演奏会。 ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」 そして、当日のメイン、ベルリオーズ「幻想交響曲」。 とにかく…

アイドルみたいなピアニスト/ニコライ・ホジャイノフくん

JR清水駅前のオシャレな新しいホール、清水文化会館「マリナート」で行われた 若手ピアニスト、ニコライ・ホジャイロノフのピアノ演奏会に行ってきました。 このピアニストの名前は初めてだったのですが、 新しいホール・曲目・そしてチケット代(なんと3000…

天からの音の調べ・伽耶琴(カヤグム)&玄琴(コムンゴ)

7月最初の日曜日。 妻は娘と「きゃりーぱみゅぱみゅ」のライブを聴きに東京へ。 私は韓国の伝統楽器、伽耶琴(カヤグム)と玄琴(コムンゴ)を聞きに日本平楕円堂へ。 日曜日の雨が、大地を洗い流すように、 カヤグムの調べは、私の心と体の澱みをすっかり流…

大好きなピアニスト/アルゲリッチ、震災で活躍。

KAGUメッセ期間中は、することが多くて新聞もゆっくり読めない。 原発の経過も気になっていたけれど、読まずに畳まれたままの日も多かった。 メッセのお祭りも終わって落ち着いた今、 こんな記事に出会って、思わず最後までじっくり読んでしまった。 アルゲ…

豊穣の音の海/ハノーファーフィル・マーラー「交響曲9番」

知る人ぞ知る、あのマーラーの最後の交響曲、第九番。 当日のグランシップは、2/3ほどの席が埋まっていたでしょうか。 これがベートーベンの第九番なら、聴衆の層も数もだいぶ違っていたでしょう。 この時、この場所に居合わせた人達は、生涯忘れられない感…

辻井伸行さんとバン・クライバーン

辻井伸行さんという若者のピアニストがメディアで大ブレークしています。 「盲目のピアニスト辻井さん優勝」 「全盲ピアニスト、米で優勝」 4年に一度の、バン・クライバーン国際ビアノコンクールで、日本人として初めての快挙だそうですね。 そういえば、…

マーラーの第九が来る

御幸町図書館に本を借り換えに行ったら、 フッと、クラシックコンサートのポスターが目に入った。 指揮: 大植英次 管弦楽:ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー 曲目: マーラー:交響曲 第9番 ニ長調 日時: 2009年6月26日(金) 開演19:00/開場18:30…

老 友

山陰から静岡へ戻る新幹線の中で見た、別になんでもない風景。 空席がほとんどの指定席の車両の中で、 3人の初老の男性が、ちょっと窮屈そうに横一列に並んで座っている。 私は二人掛席の左斜め後ろから、三人掛の座席の彼らを何げなく見ていた。 網棚にはリ…

perfume disco (パフューム・ディスコ)

正月休みで帰省した娘が、友達と何やらダンスの練習をしていました。 聞くと、今はやりの女の子テクノグループ「perfume」のうたと踊りを忘年会の余興に披露するとか。 それを、横で、他人事のように見ていたkittsan。 ・・・が、大晦日のNHK紅白の中、perfu…

ショパンのマズルカが聴きたい!

「ああ、ショパンの演奏をなまで聴きたい!」と思いつつ、お金も時間もないので、CDで我慢する。 ショパンのマズルカ集を買いたいので、まず、聞き比べのため図書館でCDを借りてきた。 演奏家はともにショパンの名手、ルービンシュタインとアシュケナージ。 …

ピアノの思い出

御多分に漏れず、私の家にも開かずのビアノがあります。 妹の就職試験に必要とされてやって来たこのピアノ。 彼女が就職して上京した後、使われなくなって、私に番が回ってきました。 あれは20代の頃。もう早くは動かなくなった手で、 バイエルから始まって…

バッハ 平均率クラヴィーア曲集

天国へいっても聞きたい音楽は? 一人離れ島に行く時持って行くCDは? クラシック音楽愛好家で1位になるのは、たぶんバッハの平均率クラビーア曲集ではないでしょうか。 第1巻と第2巻、各24曲のプレリュードとフーガからなる鍵盤楽器の名作です。 この曲を…