アカデミー賞


先日、2008年度アカデミー賞の発表がありました。

 

コーエン兄弟が監督した「ノーカントリー」が
作品、監督、脚色、助演男優賞の四部門で受賞。
やっぱり本命は強い。予想通りの結果でした。


このように、ここ何年も監督賞や脚色賞(又は脚本賞)を
取った映画が通常作品賞に輝きます。
ところが、2006年度は大波乱がありました。
絶対本命と言われた「ブロークバックマウンテン」が、
作曲賞+脚色賞+監督賞受賞まで来て、最後にコケてしまった。
なんと、肝心の作品賞を伏兵「クラッシュ」に持って行かれたのです。

監督賞受賞で満面の笑みをたたえていたアン・リー監督の、
その時のなさけない顔は忘れられない。
同性愛を扱った映画は作品賞を取れない、というジンクスは破られなかった訳ですね。

 
「ブロークバック・・」は主役を演じたヒース・レジャーの急死と相まって、悲劇の映画といってもいいでしょう。