好奇心は行動を促す
ドキュメンタリー映画「靖国」が話題になっている。
2年前、小泉元首相の靖国参拝についてもめていた頃、それなら
実際に見に行って見ないかということで、仲間で靖国神社探訪を行った。
大鳥居をくぐる時は緊張するが、社殿はいたってフツウの神社で拍子抜けがした。
浅間神社ならなんのわだかまりもなく、合掌するのだが、
靖国神社となると手を合わせていいものか考えてしまうのが可笑しい。
「靖国史観」とか「戦争を美化している」と言われる戦争博物館「遊就館」も見た。
明治から昭和へと日本が関係してきた戦争の時代を、光や音を駆使し、
また、兵器や遺品の数々をならべ華々しく紹介してある。
最後の展示場には戦場で亡くなった英霊の顔写真が通路両壁面にずらりと並んでいた。
見る人にとって様々な思いがこみ上げてくるだろう。
そして、続いて行った「千鳥ケ淵戦没者墓苑」。
「無名戦士の墓」ともいわれ、引き取り手のない遺骨を収めた納骨堂だけがぽつんとある。
色に染まっていないだけ、素直に手を合わせる事ができる場所である。
映画「靖国」は8月15日の靖国神社の様子をナレーションなしで淡々と描いているという。
「百聞は一見にしかず」 ぜひ見てみたいと思う。
静岡で上映してくれるよう、映画館にリクエストした。