デザイン教育の現場/バウハウス・デッサウ展
「バウハウス・デッサウ展」が開催されている東京芸術大学美術館に向う上野の森。
建築おたくはじめにとって、ウキウキする道程だ。
JR上野駅公園口を降りると、まず、正面に前川国男の設計した東京文化会館。
そして右奥へ歩いていくと、右手向かえにル・コルビジェの国立西洋美術館。(写真)
共に何度も行った事があるのに知らなかった。
「建築は意識して見ないと何も気付かない。」 建築写真家の増田彰久氏の言葉だと思う。
特にル・コルビジェは彼の世界中の建築が世界遺産の対象になって推薦されているので、
その他、谷口吉郎、吉生親子の国立博物館東洋館、法隆寺宝物館、などなど
建物だけでも十分見応えがある。
20世紀初頭のドイツの建築デザイン学校
「バウハウス」の展示会。
デッサウ期のバウハウスの工房や教育内容を
教授や生徒の作品を通して紹介している。
デザイン化された作品や商品は少ないので、少々地味な展示のような気がした。
ただ、その教育理念や活動の素晴らしさは門外漢の私でも十分感じることが出来るので、
デザインや建築を学んでいる人には必見の展示会であると思う。