サシモノ現代流/黒檀と島桑のキャビネット
銘木の誉れ高い黒檀、島桑材を使用し、伝統的な指物職人の技術を活かしながら、
デザインはモダンなキャビネット。
我が国では島桑材は江戸指物家具、黒檀材は大阪唐木家具のイメージが強いですね。
確かにそれぞれ希少価値の材と最高級の指物技術から生まれた伝統的な和家具です。
ただ、もう少しモダンなアプローチは出来ないかと考えた末、生まれたのがこれらのキャビネット。
静岡の家具デザイナーの中で、センス、人気とも抜群の尾沢隆氏のデザインです。
内部機能は桐の盆を配した両開きの和箪笥。
ただ、リビングに置くことを前提しているので、
着物よりもむしろタペストリーや掛け軸など、
貴重な物を納めるキャビネットとしての利用です。
内部両側には波状の盆受けがあり、高さが選べます。
黒檀キャビネット 価格 ¥367,500
サイズ間口100・奥行40・高さ70cm
こちらは小振りな島桑のキャビネット。
アクセサリーなどの収納に適しています。
柱状の脚部が軽快なデザイン。
特殊なヒンジを使い、扉と側板の厚みを見せない
留め仕上げになっています。
島桑キャビネット 価格 ¥273,000
サイズ間口55・奥行35・高さ80cm
今回は、ウッディフロンティアしずおか事業で
開発した[マイミニテーブル](今崎勉氏デザイン)
も展示してあります。
いたってシンプルな膳ですが、奥まで引き出せるよう、
抽出に仕掛けがあります。
島桑とウェンジュの2点を展示。
5月31日までJR静岡駅「駿府楽市」右奥の「吉蔵の家具」展示コーナーでご覧いただけます。