エイジレス・アイドル/映画「R.S. シャインアライト」

映画 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』は、 ミュージカル「コーラスライン」再演のオーディションに挑む若者たちを追い、 映画「サ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」は、 年老いても枯れない永遠のアイドルを描いた、ともに音楽ドキュメンタリー映画の傑作です。


今も現役で活動し続けているロックバンド、「ローリング・ストーンズ」の 2006年秋ニューヨーク、ビーコンシアターでのライブ・エンターテイメント。 巨匠マーチン・スコセッジ監督が十数台のカメラを駆使して、彼らの一瞬一瞬を追う。 そのカメラワークとカッティングから生み出される、ビビットな映像の素晴らしさ。 ミック・ジャガーが登場した瞬間から、震えが止まらないほど、しびれました。 もう、マニアックなファンなら、チビっちゃうところでしょう。(失礼!) 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」から、「サティスファクション」まで、 あまりのカッコよさに、年甲斐もなく、なんどもスタンディングしそうになりました。


さすがにもう、ミック・ジャガーには、あのハエが止まりそうなタラコ唇はありません。 シワのある顔は、止まっていればただのお爺さん。 しかし、一旦歌い始めた時の、腰の動きのしなやかさ、イロっぽさは、いったい何なんだ。 とても、わたしのエアロビどころではありません。(アタリマエだろう!) この年になって、ローリング・ストーンズの素晴らしさを知るなんて・・・。 おりこうな青年時代、不良グループR.S.なんて見向きもしませんでした。 ひたすら、サイモンとガーファンクルのリリカルミュージックばかり聞いていました。 でもやっぱり、年を取ると、精神が自由になるのですね。 クィーンの優しさを知り、ローリングス・トーンズの騒音が心に響くようになりました。


継続は力なり。エイジレスなり。 現役で仕事をしている彼らも、私たちの家具職人も、輝いていてパワフルです。 さあ〜、これから私も、エイジレスなパワフルブログを書くぞ〜!! (画像はパンフレットから借用しました。)