星に願いを

うっとうしい梅雨の季節にあっても、

7月7日の夜は、何度となく空を見上げてしまいます。

ご近所の軒先には、昔ほど大きくはないけれど、

短冊を掛けたササ飾りがあちこちで見られます。

「サッカーの試合に勝ちますように。」

「ピアノが上手になりますように。」

色とりどりの短冊に、出来るだけたくさんの夢を書いて、願いを託す子供たち。

「○○君が元気になりますように。」

子供も、友達も、両親も、思いは同じ。

たくさんの短冊に、ただひとつの願いを書いて、星に託す人達もいます。



そんな、七夕の日のこと。

KAGUメッセで、吉蔵のブースに立ち寄り、

厨子カシコ」を気に入って下さったお客様が、工房にいらっしゃいました。

「家族の団らんの場所が、やっと決まりました。」

ご自分にも、子供さんにも、一番気持ちが通じ合えるように、

色々な偲ぶ形を、考えられたそうです。

最終的に、厨子カシコがお仲間に入れて頂くことになりました。

子供さんの笑顔、ご両親の笑顔がいつまでも続くことを祈りながら、

丁寧に、大切に、製作させていただきます。

(画像は星座写真ギャラリーのHPから借用しました。)