モバイルなくてもブログは書ける/ブログを楽しむ(7)
結局、メールもパソコンも使わなかった、ウィーン旅行。
そのかわり、小さなメモ帳は、いたずら書きを含めて、ぎっしり埋まっていました。
6:30 起床
(朝のタウンウォッチング。
王宮の庭に侵入。ジョギングをしている人が多い。
ウィーン少年合唱団の礼拝堂ミサのチケットをダフ屋が売っている。)
7:30 朝食
(パンのうまいこと!。10種類以上ある。
ピクルスが豊富。赤唐辛子の辛さに閉口)
カメラのシャッターを押す毎に、コメントを書く。
食事をしたりモノを買ったら、レシートをもらうか、忘れないうちに金額を入れていく。
いや〜、こんな面倒くさいこと、今までの旅行でしただろうか?
でも、そういえば、よく手帳に何でも記録するようになった。
パソコンや携帯がない時は、紙とボールペンでメモることから始まる。
ブログの達人とまではいかなくても、ブログで鍛えられていたんです。
もちろん、モバイル片手に現地中継も魅力的ですよね。
でも、時間軸というカテゴリー中心で進んでいく。
同じ所の印象も、昨日と今日と選べない。
そこで、「編集」という、おとなの作業が待っている。
ウィーン紀行、どういう風にまとめていこうかな?
その人の持ち味が生かせる、絶好のチャンスにもなるわけです。
ー小学5年に戻って「名文」をー を読みました。
小5の文を例に「言葉の私性」という概念を語る。
「中学生になると、教育という規制が入り、紋切り型になってしまう。
『私』から発しないと、本当の意味の公には達しないと思う。」
ウィーンの予備知識から、当地に行って、自分の五感で体験する。
そして、知的な脳が、さらにそれをかみ砕く。
その後、ブログというツールが私の思いをさらって、公の道を開いていく。
そう、ウィーン旅行をいつまでも愉しんでいられるのは、ブログのおかげでなんですね。