吉蔵の家具プレビュー/KAGUメッセに向けて

6月2日(水)スタートの「しずおかKAGUメッセ2010」。 今年は家具メーカーだけで51社。他業種を合わせて62社が参加します。 数十人規模のメーカーから、数人の工房まで。 144㎡の最大ブースから、4㎡の最小駒まで。 卸向け業者のみを対象としているメーカーから、直販に重きを置いているメーカーまで。 それぞれのメーカーに異なった特徴があり、独自のスタイルを持っています。 そしてそれは、特に小さなメーカー、工房に顕著に見られる特徴です。
( 写真は昨年のKAGUメッセ・吉蔵ブースです。)


さて、50社を超える出展メーカーの中で、「吉蔵」はどんな特徴を持っているか? 自己満足にならないようこころしながら、宣伝させていただきます。 指物の技術を活かした家具製作をしていること。  指物は、手仕事の木工製作のなかで、最も高度で丁寧な仕事です。  年期を経て技術を習得した職人が、無理無駄なく木の特性を活かし、家具を製作する技です。 和家具(日本に古来から伝わる)のスタイルが基本になっている。  人間の目が届き手の届く、大きさ。ひとりの人が持ち動かせる、重さ。  ほどよい控えめな姿が、そのまま使い手にとっての快適な家具となる。 家と住まい手との間、物と人との間に流れる空気を、静かに和やかにさせる家具。  調度品と調和しながら、いつも傍にあってほしい、必要とされているもの。  時とともに古びながらも美しく、深みを増していくもの。 インテリアの要素としての家具であるために、しつらえ、コーディネートを大切にしています。 お客様との打合せでは、弊社コーディネーターが、インテリア全体のご相談を承ります。 新築や改装の場合は図面を、また、お部屋を拝見させていただき、家具をご案内させていただきます。 素材のよさ・技術の高さ・デザインの洗練度。常に3つの柱を念頭に、製作しています。 美しい木目・銘木島桑の特徴を生かした「島桑指物家具」 世界で最も美しいフォルム・李朝家具をベースにした「創作李朝家具」 小さな箱に、いくつもの手仕事の技が生きている「厨子・龕室」  以上思いつくままに、吉蔵が特徴としてアピール出来る部分を考えました。 次回からは、「素材」「技術」「デザイン」について、もうすこし詳しくご案内いたします。