今年のKAGUメッセを振り返る

2010年シズオカKAGUメッセ 無事終了しました。

多くの皆さまに御来場いただき、感謝しております。

ブログを始めてから、多くの方と知り合いになりました。

足を運んでくださった、Uさん、Sさん、Hさん、Iさん、Nさん、Mさん。

私が接客中でお会いできなかった、Sさん、Oさん。

ありがとうございました。

その他、久しぶりにお会いした同業者の方、職人の方、デザイナーの方。

皆さま、元気でご活躍のことと思われます。

今年のメッセも色々な出会い、気づきがありました。

メッセ会場から離れて、少しずつ頭を整理しています。



仕入業者にとって、静岡家具は魅力が無いのか?

減少の一途をたどる、業者の来場数。

仕入業者にとって大切なのは、黙っていても売れる家具であること。

そのためには、(残念ながら)安価であることが第1条件ですが、

もう一つ、商品にブランド力(話題性)があること。

メーカーは商品開発費以上に、販売のための経費を負担せざるを得ない。(そんなこと出来る?)

作る人と売る人、流通のあるべき機能をもう一度蘇らせる努力こそ、お互い必要でしょう。

一般消費者は何を求めてKAGUメッセに来るのか?

以前は禁止事項であった、中途商品の入れ替え。

今では、業者向けのみの出展者は前半で撤収。

小売りに期待しているメーカーは、

実売のため、小物を増やしたり、セール品の展示に替える。

でも、本当に家具を必要としている人に、メーカーは対応出来ているのだろうか?



価格重視、デザイン重視、機能性重視など、お客様は十人十色。

プロの私たちは、多様な顧客に対して、豊かな家具のある暮らしを提案しなければならない。

テレビや車は、罪滅ぼしのためにエコを謳わないと存在できない。(貪欲にエコを利用している。)

それに対して、貴重な樹木を使っている家具はそれ自体がエコロジー

そんな簡単な事が解っているメーカーがどれだけあるだろう。

将来、木製品はもっともっと価値あるものになる。

樹が育つペースで、じっくりと、慎重に・・・。

私たちは、大切な木製家具の未来をために、知恵を出していかなければならないと思う。