
「ホビーのまち静岡」 静岡市では、街の魅力を全国にアピールするために「お茶、まぐろ、桜エビ、ホビー」 の四つを柱としたシティプロモーション活動を行っています。 その中の1つが「ホビーのまち静岡」です。 この活動のために模型メーカーや静岡市の代表が集まって委員会を結成。 ホビーを通して「ものづくり」への関心を高めるだけでなく、 地域の活性化と地場産業のいっそうの発展に力を注いでいます。 曾ては「タミヤ」や「バンダイ」など、静岡の模型メーカーが主体だった展示会。 昨年から、手芸、アクセサリー、人形、木工、焼き物、布など、 趣味の手作りを楽しむ仲間が集まって、スケールアップした「ホビーワールド」。

低年齢層向け、しろうと臭さ、低価格商品群、過剰なディスプレー、などなど、 「何ですか、これは?」と半ば呆れて、マユをひそめて眺めていた、初日のわたし。 しかし・・・二日目。 この「ギフトショー静岡版」の、出展者と来場者の入り交じったエネルギーの中にこそ、 今の、そして明日の生産と消費の世界があるのではないか?と、フッと気付きました。 インフラの完備した日本では、多くのモノは生活必需品のレベルではありません。 無くても死なないモノの世界に、どれだけの魅力を付けていけるか。 魅力あるモノの世界に、自分がどれだけ参加していけるか。 あちこちの、もの作り体験コーナーで、一心不乱に手を動かしている人々。 おじさんの世界、おばさんの世界、若者のブース、子供のブース。 老若男女が入り交じって、楽しんでいる。(老が少なかったのが課題ですが) 家族から個人へ、個人から仲間へ。 ここに、大きな「参加型市場」がありました。 そしてそこに、ソーシャルメディアがドッキングしていく気配も感じられて、 これから、いくつもの新しい可能性が広がっていきそうです。 eしずおかブログの中を「クリスマスフェスタ」で検索すると、もの凄い数の記事に出会います。

アクセサリー主体の「しつらい式部」(我がブースです。)も、 多くの愛好家の方々に立ち寄っていただきました。 背景に家具や調度があったので、他のブースより少しは高級感を出せたかな。 目標の二桁売上にはわずかに届かなかったけれど、まずまずの満足です。 来年は、そういう活気ある地場産業の展示会にしたいし、参加型の魅力あるブースを作りたい。 さらに、ブログやツイッターなど新しいメディアも巻き込んで、 静岡のパワーを全国に(いや、世界に)発信していったら、素晴らしいではありませんか!