家具の流れを変えよう!(KAGUメッセ通信3)

静岡家具にまつわる最近の傾向をお届けします。


「インターネットを通して静岡家具を販売」 5月中旬、わが家具組合の年次総会がありました。 その席で理事長より、今年特に期待される企画の発表がありました。 組合単位で、楽天にサイトを持ち、地元家具を一般消費者に向け販売していく。 流通の変化は、リアルな店舗と同時にWeb上の市場へと広がっていきます。 「実際に見て触れて」のない、高額家具をどうアピールするかが課題です。

「生活者の家具へのこだわり」 歴史ある「シズオカ<KAGU>メッセ」は、本来は取引業者へ向けての展示会でした。 しかし近年、主婦や若者の家具インテリアへの関心は高く、 メッセでは開催期間の内、後半を一般消費者向けにオープンしています。 6月7日(火)〜9(木) 業者対象日 6月10日(金)〜11日(土) 一般対象日 実際の来場者数は、後半の一般対象日の方がかなり多いのが最近の傾向です。 メーカーと直接で家具の相談をしたい、そういうお客さまが増えました。 地場産業ならではのメリットで、アフターサービスも含めお得です。


「新しいアイテムとして<祈りの家具>を考える」 家具は主として、「リビング・ダイニング・ベッドルームの空間」に置かれます。 「吉蔵」も、その空間に向け、箪笥・テーブル・椅子・ベッドなどを製作しています。 しかし、もう少し細かく見ていくと、 たとえば「祈りの空間」「アウトドア空間」なども考えられるのではないか。 ここ数年「吉蔵」では、仏壇に変わる祈りのシーンを提案しています。 現代の生活に添った、リビングにあっても違和感のない、厨子タイプの家具です。 コンパクトで個性的、しかも手を合わせるに相応しいクォリティを持った祈りの家具。 静岡葵プレミアムに認証された「掌の厨子」をはじめ、皆さまのニーズに答えていきます。 家具の流れは、流通においても、家具アイテムにおいても、変化がみられます。 今年のKAGUメッセは、ますますその多様化傾向が進んでいくことと思います。