「大庭講師の白熱教室」はエキサイティングだった。
b-nest主催の「ビジネスカフェ」が、メチャメチャ面白い。
講師はb-nestで、毎週経営相談にあたっている、中小企業診断士の諸先生。
お茶やお菓子をつまみながら、その時のテーマにそって、
講師と10人程度の参加者がカンカンガクガク。
もう数回出席して、常連になっちゃっている私ですが、
その「ビジネスカフェ」、回を重ねる事に充実度が増してきました。

7/5夜にに行われた「ビジネスカフェ」の担当は大庭富男氏。
テーマは「ブランド」シリーズ第二弾「ブランド作りを検証する」
実は、このカフェに初めて参加したときの講師がその大庭氏。
「ブランドってなに?」と我が社も欲しい「ブランド」の徹底分析。
イメージではなくデータで、ブランドの本質を切りまくっていきます。
この講師、自分の話にすぐにリアクションを要求するので、ものすごい緊張でした。
今回の内容は
「遠州灘天然とらふぐ」という地域ブランドをいかに知らしめるか?
国内最大の漁場遠州灘で採れるとらふぐは、実は下関で買い取られて、
有名ブランド「下関産」となって世に出回っている。
地元「舘山寺温泉」の名物料理として、提供されているのですが鳴かず飛ばず。
何とか「うなぎ」や「桜エビ」のように産地として名を上げ、食べに来てもらえないか。
という問題を解決すべくこのセミナーで、素人診断員が問題分析、アイデアを出し合う。
講師の話から見えてくるのは、
ふぐを売りたいのか、舘山寺温泉の観光客誘致活性化が先なのか、足並みが揃わない。
組織と個人の利害の違いが不協和音となって、ブランド作りの足かせとなっていること。
高級ブランドを目指すか、大衆ブランをを目指すか、意思統一が出来ていない様子。
などなど。
何のことはない我が家具業界の積年の問題を、他人事として聞いているみたい。
地域で足並みを揃えて考えようなんていうレベルでは「地域ブランド」なんて生まれない。
中小零細企業のオヤジが、悩みに悩み抜いて生み落とした妙アイデアを、
コツコツ実行していくうちに、賛同者が集まってビッグな力を蓄えていく。
そういう道筋こそがブランド誕生の王道、というのが大庭講師の結論のようでした。
今までの回と違って、ほとんどの参加者が<自分から>発言した今回のセミナー。
皆さんとってもテンションが高くなって「大庭講師の白熱教室」は大成功でした。