9月の声を聞いて

9月の天気はうつろいやすい。 ウンザリする残暑が続いていた昼に変わって、夜になったら雨の音。 たしかに、9月の声とともに夏休みも終わり、季節は着実に変わっていく。 そんな秋の気配を感じさせて、西洋の古典音楽と日本の古典芸能が静岡にやってくる。 毎年恒例のグランシップ伝統芸能シリーズ文楽人形浄瑠璃。  演目は・桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)      ・二人禿     ・義経千本桜(すしやの段) 特に昼の部「桂川連理柵」は世話物で、 親子ほど年の離れた男女の心中事件を題材にした作品。 9月に東京国立小劇場で上演の、文楽「夏祭浪花鑑」のチケットが取れなかったので、 今回は静岡で、珍しい作品の鑑賞です。 着物を着ていくとプレゼントあり、とか。 たまには夫婦で着物姿もいいな、とその日を楽しみにしています。


ドイツからバンベルク交響楽団が静岡にやって来ます。 指揮は、有名な巨匠ヘルベルト・ブロムシュテット。 「祝85歳記念コンサート」と銘打っているので、もうそんな歳になるんですね。 演目は ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」     ベートーヴェン交響曲第7番 ともに、1曲でコンサートが成り立つほどの大曲。 こんな壮大な曲を続けて2曲も、高齢のブロムシュテットさん大丈夫かなぁ。 土壇場になって、指揮者変更なんてことにならないように祈るばかり。 この秋は久しぶりに芸術三昧。 静岡にいて、比較的安価でこうした世界的な文化遺産を楽しむことが出来るありがたさ。 体調をととのえて、ゆったりと、楽しみたいと思っています。