慕われて40年。やっぱり鈴木邦男さんはカッコイイ。

先日静岡で、鈴木邦男さんの講演会があった。

元右翼・一水会顧問・ジャーナリスト専門学校講師

以前、氏の著書「夕刻のコペルニクス(正続)」「言論の不自由」

などを読んで、たいへん興味をもった人。

もちろんず〜っとファンです。

ジャーナリストなのに、私が私が、というタイプではなく、

右翼(古い言い方!)なのに、暑苦しくなく、

つねに、控えめ、地味な印象が強かった。


そして、今回初めて生でお会いして・・・・。

服装にしても、話し方にしても、思っていたとおり。

内容も、全う過ぎるくらいバランスの取れた話だった。

超有名人なのに、思っていたより少ない参加者。

静岡など地方都市ではこんなものなのだろうか。

いや、そんなことよりも、彼を慕う人がどれだけ多かったことか。

質問や意見がひっきりなしだったことが物語っている。

「鈴木さん、私を覚えていますか?」

右翼に憧れ一水会に入門し代表から破門された話、を熱く語る男性。

隣にはそのまま軍服を着たら陸軍大将になる見事な老人が毅然としている。

なんか、異様な雰囲気のなか、鈴木さんはニコニコと質問に答える。

「外交が大事って言うけれど、軍備のない交渉なんて不利じゃないですか?」

「中国や韓国では子供の時から反日の教育を行っている。

 そういう国をまともに相手に出来ますか?」

そんな、日本を良くしたいと熱く思う若い人達の、

率直で真剣な(ように聞こえます)意見に丁寧に答える。

名もない民衆が軍隊を煽り立てることで、戦闘的になっていく歴史。

戦争の真実を伝える人がいなくなり、空想論、理想論が闊歩している今。

ことば巧みな有名人がテレビやネットに登場し、政治を歪曲している事。

小林よしのり氏、桜井よし子嬢、田原総一郎さんなどとの交友秘話。

・・・・などなど。

世の中に対する鈴木邦男さんの、純粋な眼差しに接する事が出来てよかった。

夜の懇親会は、元連合赤軍派の幹部が経営する、あの有名なスナック「バロン」で、

超満員の盛況だったそうです。(参加して、直接話たかった。)


今、その時の様子が氏のブログ「鈴木邦男をぶっとばせ!」に載っている。

子供のような好奇心で溢れ、出会いの興奮と喜びが素直にこちらに伝わってくる。

武道で鍛えられたぶれない魂、ますます鈴木さんに魅せられてしまった。