「冬の星座」を歌う

ジムにエアロビクスレッスンに行った帰り道、

自転車に乗りながら夜空を見上げる。

吐く白い息の彼方に、あちこちで星がきらめく・・・。

思わず、「冬の星座」を声を出して歌ってしまった。


  木枯らしとだえて さゆる空より
  

  地上に降りしく 奇(くす)しき光よ
  

  ものみないこえる しじまの中に
  

  きらめき揺れつつ 星座はめぐる

  ほのぼの明かりて 流るる銀河
  

  オリオン舞い立ち スバルはさざめく
  

  無窮(むきゅう)をゆびさす 北斗の針と
  

  きらめき揺れつつ 星座はめぐる

文語体の日本語の美しさ。

さゆる空→ 冴え渡った空

しじまの中→もの音ひとつ聞こえない静寂

無窮を指さす→無限の彼方を示している

舞い降りて来るようなオリオン座。

スバル星群の輝きはさざめいているよう。

そして天の中心を示す北極星に向かって

無限に手を伸ばしている北斗七星。

人間の想像力は宇宙の彼方に広がっている。

寒さで縮こまっている心と身体がすっきりと開いていくようだった。

明日から2月。

冬の星座も少しづつ春の星座に模様替えを始めている。