言葉は言い様 姿は見せ様
facebookやblogを書いていていつも思うことは、
何を書こうか? 以上に、それをどう表現しようか?
ということ。
つまり私の場合、書く内容以上に言い方が気になって仕方がありません。
硬い内容、悲しい内容、過激な内容を
ストレートに表現してしまうと、
それを受けた読み手は引いてしまいがちになる。
出来るだけ、そうだよなぁ。
と思って頂けるように、少しでも配慮したい。
もちろん、それは他人のためというより、
自分の満足のため、と言った方が正しいのだろうけれども。
(田中優氏は「facebookは自分を写す鏡」と言っている。)
先日の参院選挙静岡選挙区の大嶽創太郎氏のポスターを見たとき、
なんでこんなに苦虫をかみつぶした顔を載せるのだろう? と思った。
当たり前だけれど、他の4人の候補者は押しなべて皆、元気はつらつの表情。
キャッチコピーも、「声を力に」など前向きムード。
しかし、彼の場合は、その困惑した表情のとなりに、
「選挙へいこう。 うそつきばかりだ。」 となっている。
自分の名前やコピーの字も小さく、悲壮感漂う顔の、
このポスターに賛否両論。
でも、私は若い女性たちが立ち止まって見ていくこのポスターに
底知れない負の迫力を感じた。
正しく世の中を見つめれば、彼の表情こそふさわしい。
そして、鈍感な大人が気づかないうちに、
センスある若者たちは、彼の放ったそのメッセージを敏感にキャッチした。
自分を表現するとき、その内容と同等ににその言い方、見せ方が大切なんだ。