無くなっては困る店

先日、ラペック静岡へ行った折、
右隣の店の入り口に、こんな張り紙がありました。 

f:id:kittsan:20190513173912j:plain

 

 閉店のお知らせ
 お芋産地 問屋さんの高齢による廃業で
 美味しいお芋が入手困難になり閉店することになりました。
 焼芋・かき氷と永年のご愛顧感謝します。
 ありがとうございました。  店主

 

f:id:kittsan:20190513174151j:plain


宣伝費なし、素朴な店構え、昔ながらの製法。
だからこそ美味しく価値があり、ファンが多い。
そんなお店がまた閉店してしまいました。

美食家でなくとも、人間の舌や歯は
ちょっと注意して食べ物を食べていれば
かすかな味の違いにも気付くものです。

 

以下、私が個人的に感じている
「無くなっては困る店」
又は「無くなってしまった掛け替えのない店」
を思いつくままに挙げてみました。
  

かき氷と焼き芋の「末永」 (閉店)

焼き豚とフライの「萩原精肉店」  (閉店)

たこ焼きの「横山」  (閉店)

肉まんの新勝園   (閉店)

親子丼の「中村屋

柏餅・おはぎの「もちの家天野屋」

鰻の「満喜多」

洋菓子の「ビスケットキング」

羊羮の「愛宕下羊羮」

・・・・・・

そし指物の「名波木工所」

ご存知かもしれませんが、我が社「吉蔵」の専属木工所です。
この人(名波さん)の「技術」「センス」「人柄」が
吉蔵の製品の全てです。

f:id:kittsan:20190514083353j:plain

 

誰もがそう言った店を持っているでしょう。
こうした「平成」でも貴重だった店が
「令和」ではほとんど消えてしまうのではないでしょうか。
いや、そういう作り方が受け継がれ、また復活するのかも。

次回は「無くなってしまった掛け替えのない事」について少し・・・。