無くなっては困る店
先日、ラペック静岡へ行った折、
右隣の店の入り口に、こんな張り紙がありました。
閉店のお知らせ
お芋産地 問屋さんの高齢による廃業で
美味しいお芋が入手困難になり閉店することになりました。
焼芋・かき氷と永年のご愛顧感謝します。
ありがとうございました。 店主
宣伝費なし、素朴な店構え、昔ながらの製法。
だからこそ美味しく価値があり、ファンが多い。
そんなお店がまた閉店してしまいました。
美食家でなくとも、人間の舌や歯は
ちょっと注意して食べ物を食べていれば
かすかな味の違いにも気付くものです。
以下、私が個人的に感じている
「無くなっては困る店」
又は「無くなってしまった掛け替えのない店」
を思いつくままに挙げてみました。
かき氷と焼き芋の「末永」 (閉店)
焼き豚とフライの「萩原精肉店」 (閉店)
たこ焼きの「横山」 (閉店)
肉まんの新勝園 (閉店)
親子丼の「中村屋」
柏餅・おはぎの「もちの家天野屋」
鰻の「満喜多」
洋菓子の「ビスケットキング」
羊羮の「愛宕下羊羮」
・・・・・・
そし指物の「名波木工所」
ご存知かもしれませんが、我が社「吉蔵」の専属木工所です。
この人(名波さん)の「技術」「センス」「人柄」が
吉蔵の製品の全てです。
誰もがそう言った店を持っているでしょう。
こうした「平成」でも貴重だった店が
「令和」ではほとんど消えてしまうのではないでしょうか。
いや、そういう作り方が受け継がれ、また復活するのかも。
次回は「無くなってしまった掛け替えのない事」について少し・・・。