brotherhood 対 sisterhood / アメリカ映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」
brotherhoodとsisterhoodの対決のような映画。
男女の性の関係に於いて、この映画のように
攻める側にとって性は快楽の1つに過ぎないけれども
守れない側にとっては死に値する屈辱となるケースがある。
男性の同志はことの重大さが理解出来ず、
犯した罪を隠すことでつるむ、悪のbrotherfoodとなり。
女性の同志は自分のこと以上に友の死が許せず、復習を誓い、
ひとり男性たちを陥れていく愛のsisterfoodとなる。
男性の多くがそうであるように、気づかないことは罪である。
男には意識下にある、女性の受けてきた差別や被害の数々を
女性監督が厚化粧タッチの映像で表現した傑作です。
ただ、観ていてずっと居心地悪くて、決して好きな映画ではありません。
(2021/8/15 静岡東宝会館で鑑賞)