青春18切符で奈良の旅(1日目)

12月の10日と11日、青春18切符を使って奈良へ行ってきた。

行きは静岡から名古屋まで東海道線。名古屋からは関西本線で奈良へ。

途中、亀山から加茂まで、電化されていない区間ディーゼル車に乗った。

一両のみのワンマンカーで、加速する時のグーンという音がなんとも懐かしく、各駅停車ならではのハプニングが楽しめた。

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さて、1日目午後は斑鳩の里、法隆寺近辺をレンタサイクルで巡る。

今回の目的は、多分高校の修学旅行以来と思われる法隆寺百済観音をもう一度拝観する事。

修学旅行で間近にみたあの長身でスリムな百済観音の印象は今でも鮮明に覚えている。

五重塔、金堂、回廊、夢殿等、多くの国宝の建物を見学した後、さて百済観音はと思ったら、新しく出来た宝物館(大宝蔵院)のような建物の中にあった。

この建物、法隆寺の名宝の数々が安置されているが、何と全てがガラスケースの中。

あの美しい百済観音も寺の宝というより、国の宝然と厳重に守られたケースの中。

玉虫の厨子も静岡で観た夢違観音も、国立博物館で観るのと同じ飾られ方で収まっている。

 

高校生の時に観た感動はスーッと消え去り、ただ有名な国宝がそこにあるだけでたいした感慨もなかった。

むしろ、スルーしようと思った中宮寺へ行って、有名な弥勒菩薩が御堂の中心に鎮座し、優しいアルカイックスマイルを湛えた姿がとても美しかった。

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続いてチャリで、法輪寺法起寺へ。

共に三重塔で有名だが、特に法起寺の三重塔は現存する最古の三重塔とか。

さらに収納庫に安置されている十一面観音は金色が残り神々しい姿で、しかも撮影OKというところが嬉しかった。

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電車でJR奈良駅に戻り、徒歩で近鉄奈良駅の近くにあるビジネスホテルへ。

夕食はネットで見つけたうどん専門店で釜揚げうどんを堪能した。

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