美の殿堂/日本橋三越百貨店本館
日本橋三越本店は、世界的にも歴史が古く格調の高い百貨店ですが、
建築物としても本館は「東京都選定歴史的建造物」に認定されている貴重な建物です。
今回、「家具展示会」に参加したのを機会に、ゆっくり三越店内を見学しました。
本館正面玄関に向かうと両側にライオンが鎮座し、お客様をお迎えしています。
縁起の良いライオンの前は、記念写真を撮ったり待合い場所になったりして、多くの方に利用されています。
江戸時代末期(1673年)「越後屋」として創業した三越は、大正時代(1914年)鉄筋コンクリート建築を新設。
ネオ・ルネッサンス・スタイルをふんだんに取り入れた、豪華な建物として注目されました。
中央部には、5階まで吹き抜けたバカラック大空間を設け、
その中心部には、天井までそびえ立つ天女像が、私たちにほほえみ掛けています。
また、アーチ状の天窓からの光がホール全体を照らし、5階までの各階にはバルコニーが巡っています。
震災後、昭和10年に増改築し現在に至っていますが、アールデコ様式のデザインが各所に見られ、
素晴らしい装飾性豊かな空間となっています。
(東京都生活文化局のプレートより抜粋)
日本橋三越にお出掛けになった折には、世界各地から集められたの名品の数々を楽しむと同時に、
この歴史的建造物をじっくりと眺めてはいかがでしょうか。
詳しくは「日本橋三越本店の歴史再発見」のサイトをご覧下さい。