日本映画「どうすればよかったのか?」藤野知明監督


日本映画「どうすればよかったのか?」藤野知明監督
(1月13日シネギャラリーで鑑賞)
統合失調症の姉を持つ弟が20年に渡って
彼女のケアをする両親の日常を撮影する。
 医者である両親は姉の症状が思わしくないのに
他の専門医に見せることはせず、監禁迄してしまう。
では、どうすればよかったのか? 
と観客に問うドキュメンタリー。
映画はその事実のみが前面に出て圧倒されるが、
素人臭い描写で、それほど上手には出来ていない。
にもかかわらず、全国で大ヒットしており、
シネギャラリーも私の回は7割の入りで
1カ月以上のロングランとなっている。
私は認識不足だったが、この病いに関心のある人が
相当多いであろうことに驚いてしまった。
 

今年(2024年)最後まで読んだ本

今年(2024年)最後まで読み通した本は11冊。
・人はどう死ぬのか (久坂部羊 著)
ネガティブ・ケイパビリティ (帚木 蓬生 著 )
・なぜ働いていると本が読めなくなるのか (三宅香帆 著)
 ・はたらかないで、たらふく食べたい (栗原康 著)
・「自己啓発病」社会 (宮崎学 著)
・小説 だまされ屋さん (星野智幸 著)
・なぜ原爆が悪ではないのか (宮本ゆき 著)
・コミック はだしのゲン1(
・死を生きる (小堀 鷗一郎 著)
・小説 多頭獣の話 (上田岳弘 著)
・コミック 黄色い本 (高野 文子 著)
フェイクニュースを哲学する (山田圭 著)
特に感動的だったのは「死を生きる」小堀 鷗一郎著。
訪問診療医である著者(森鴎外の孫)が診た709人の生老病死
「生の医療」から「死の医療」へ、医療と介護をつなげ実践した人。
こんな人が世の中にまだまだいるのだと思うと敬意と希望が持てる。
現在、プルーストイカ(読書は脳をどのように変えるのか)を継続読書中。
この本を読むと、インフルエンサーとフォロワーの間でしか
世界が見えないSNSはいずれ廃って行くだろうけれど、
読書という豊かな行為はなくならないだろうと思う。
今年もお世話になりました。

今年(2024年)劇場で観た映画

今年(2024年)劇場で観た映画は11本
・・・半分以上が日本映画。
・日本映画「ヤジと民主主義」
 アメリカ映画「哀れなるものたち」
・日本映画「夜明けのすべて」
・イギリス映画「異人たち」
・日本映画「悪は存在しない」
韓国映画「WALK UP」
・日本映画「お母さんが一緒」
・日本映画「ぼくのお日様」
・日本映画「HAPPY END]
好きな3本は以下の、すべて日本映画。
日本映画「夜明けのすべて」三宅唱監督
日本映画「悪は存在しない」濱口竜介監督
日本映画「HAPPY END」空音央監督
3作それぞれ監督の持つ優れた映画センスに満ち溢れていた。
無名に近い俳優の個性が映画とマッチしていて
作り話でないリアルな感動をもたらしてくれる。
 




辺見庸の原作が読みたくなった日本映画「月」(石井裕也監督)

シネギャラリーにて日本映画「月」(石井裕也監督)鑑賞。(2023/1029)
障害者施設を襲い、そこに収容されている人たちを殺傷した
現実の事件とその犯人らしき人物がモデルとして描かれている。
 辺見庸の原作は、一人の障碍者が主人公で犯人との対話が主として
描かれているようだが、映画は多くの人物が登場する。
犯人と同じ障碍者施設の職員の女性(二階堂ふみ)や
映画では主人公となるこの施設に勤め、内部の現実を知るようになる
女性作家(宮沢りえ)とその夫(オダギリジョー)の物語となっている。
むしろ客観的に事件を捉えているので映画としては見やすいが、
終始ダークで絶望的な世界が続くので、見入ってしまうがつらい。
ただ、原作があの辺見庸なので、本の方にも興味がわいた。
 

読書週間だ。

 
「めずらしく寝スマ本本スマ寝本
  いつも寝スマ寝スマスマスマ寝」
        (朝日歌壇 和田由紀)

 

 

 

 
通勤電車社内の七人掛けシートに座っている
 7人の行動を、向かえから見た作者が描写。
いつもは本を読む人はいないのに今日は3人も。
 (2023/10/29 朝日新聞朝刊 天声人語より)
私も今、森鴎外作「ウィタ・セクスアリス」を読書継続中。
・・・読書週間(10/27~11/9)

プレゼンテーションを楽しむ。

シニアの仲間内で「プレゼンテーション」をする機会があり、「Power Point」を学習した。
これがメチャメチャ面白い。
文章作成、画像・動画入力、アニメーション、スライドショー何でもござれ。
ただ、あまりに面白い効果満載なので派手なやつを使いたくなるがそこは大人の世界。
 ビジネスにも使用できる落ち着いたシンプルな表現を取得中。
Power Pointを始める時、
・スライドは白紙タイプにする。
・スライドのサイズを印刷向きにA4サイズにする。
・テキストボックスは伸ばさないでそのまま文字を書き出す。
などに注意だそうです。
現在、You Tube「ザ・プレゼン大学」(登録者数 11.3万人)をチャンネル登録して
プレゼンテーションのノウハウを楽しんでいます。