2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

職人の町・文化の町/富山県高岡市

7月の最週末、妻と下呂温泉から高岡を訪問しました。 下呂温泉の家具屋さんに納品し、その足で古都飛騨古川を散策。 高岡近郊の庄川温泉に宿泊し、念願の高岡銅器の工房探訪。 猛暑の二日間、そういう順路で、遠く長い車での旅でした。 下呂で、注文家具の納…

職人は天才である。

以前ブログでもお話しした、お父様を祀るための仏壇を納めて参りました。 木工製作のプロ職人で、かつてはヨットの内装を担当していたK氏。 引退してから自宅の改造に取り掛かり、 アイデアにまかせてのユニークな部屋作りの途中で逝去されたとのことでした…

「静岡」を切り開いていく人たち

昨日、取引の関係もあって、HACOレセプションパーティに招かれました。 主催者とは、仕事の関係というより、彼らの輪の中に入ってしまったという感じ。 祈りビジネスのKさん。IT関係のSさん、そしてオーナーのYさん。 わずかな時間の滞在でしたが、まさに…

肌・血・メスとか、生々しいもの/映画「私が、生きる肌」

いやはや、こんな生々しい映画を作ってしまうアルモドバル監督、精力満タン。 「ルアーブルの靴みがき」で、カウリスマキ監督ちょっと枯れたな、と思ったのと正反対。 ストーリーのバランスを崩しても、少々やりすぎでも、映画は面白い方がいいです。 この映…

脱仏壇(だつぶつだん)宣言

我が「吉蔵」は今年で創業90年になります。 創業者「吉蔵」の代は伝統的和家具(茶箪笥・座鏡・針箱etc.)を。 父の代はドレッサーやサイドボードなど量産家具もありましたが、 高度成長の終焉石油ショックを経て、「島桑指物」など付加価値のある家具作りへ…

デザインコンペからみる旭川家具の現状と静岡

先日、ユニーバーサルデザイン・工芸研究会の総会の折り、 旭川工芸センター青木繁尚氏による講演がありました。 青木氏は2005年「にっぽんらいふ展@横浜」での知り合い。 懐かしい、ずいぶん立派になってビックリしました。 「旭川家具とデザインコンペ」 …

港町人情噺では済まない?/映画「ルアーブルの靴みがき」

大好きなアキ・カウリスマキ監督の新作。 世間から見放された人たちの、さらに貧しい人への愛情物語。 「浮雲」も「過去のない男」も「街のあかり」もみんな同じ。 カウリスマキが描く、さりげない現代のお伽話にいつもホロリとしてしまう。 靴磨きで生計を…

「大庭講師の白熱教室」はエキサイティングだった。

b-nest主催の「ビジネスカフェ」が、メチャメチャ面白い。 講師はb-nestで、毎週経営相談にあたっている、中小企業診断士の諸先生。 お茶やお菓子をつまみながら、その時のテーマにそって、 講師と10人程度の参加者がカンカンガクガク。 もう数回出席して、…

天からの音の調べ・伽耶琴(カヤグム)&玄琴(コムンゴ)

7月最初の日曜日。 妻は娘と「きゃりーぱみゅぱみゅ」のライブを聴きに東京へ。 私は韓国の伝統楽器、伽耶琴(カヤグム)と玄琴(コムンゴ)を聞きに日本平楕円堂へ。 日曜日の雨が、大地を洗い流すように、 カヤグムの調べは、私の心と体の澱みをすっかり流…