2022-01-01から1年間の記事一覧

効率的と言う事は・・・

いつも読む朝日新聞「折々のことば」に興味深い事が書いてあった。 「自分が「使えない人」だとみなされて、 万が一線路に身を投げたとしても、 ため息をつかれるだけの存在だと言うことをかみしめる。」 宮地尚子(傷を愛せるか 増補新版から) 電車が止ま…

映画「ドンパス」「アンデスふたりぼっち」「裸足で鳴らしてみろ」は静岡未公開。

日本で公開される最近の新作映画に興味が湧かない。 ネットや図書館で借りれば昔の名作がいつでも観られる時代。1200円(シニア料金)も払うので、私は絞りに絞って選んでいるのだがハズレが多かった。文芸作品を装ったエロ映画「帰らない日曜日」は最低だっ…

私と統一教会、ちょっとだけの関わり

もう50年近く前遠い昔のことですが、私と統一教会の関わり(ちょっとですが)について思い出しました。 1972年大学を卒業し、もう2年英語専門学校へ通っていた頃です。その頃は70年安保は下火になりましたが、いわゆる連合赤軍がテロ化し、浅間山荘事件から…

フランス映画「恋人たち」ルイ・マル監督のDVDを観る

最近観たい映画が見当たらないのでビデオで昔の映画を見る。 フランス映画「恋人たち」ルイ・マル監督 世間知らずのブルジョアジーの若奥様(ジャンヌ・モロー)が主人公。 女友達やボーイフレンドと好き勝手に遊び呆ける毎日を過ごしていたある日、 クルマの…

歌人、小佐野弾氏の自伝的小説「僕は失くした恋しか歌えない」 読了

歌人、小佐野弾氏の自伝的小説「僕は失くした恋しか歌えない」 読了。 大伯父を国際興業グループの小佐野賢治氏にもつハイパーセレブ系の最高級の親ガチャ。 子供の時からボディガードが見守っていたという皇族並みの生活。 小説は主人公が母と兄が持つ会社…

中島岳志著「思いがけず利他」 読了

中島岳志著「思いがけず利他」 読了。 横断歩道を渡ろうと待つする小学生。 私は車を止めて渡り終わるのを待つ。 小学生は頭を下げて渡っていく。 段差で転んでしまった私に 「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれる若者。 起き上がって「大丈夫です、ありがと…

清田隆之著「自慢話でも武勇伝でもない『一般男性』の話から見えた生きづらさと男らしさのこと」 読了。

清田隆之著「自慢話でも武勇伝でもない『一般男性』の話から見えた生きづらさと男らしさのこと」 読了。 この長たらしいタイトルの本。 「一般男子」でくくられる、「健康で、仕事あり、異性愛者」いわゆるマジョリティ10人の、建前の世界では話さない、家庭…

何と言ってもバーンスタインの音楽/映画「ウエスト・サイド・ストーリー」スティーブン・スピルバーグ監督

旧作のロバート・ワイズ監督「ウエストサイド物語」は中学三年の時に観た。 勉強を教えてもらっていた静大の学生さんが連れて行ってくれた。 自分はその時の印象を覚えていないが、彼が「踊りが素晴らしいね。」と言ったことを覚えている。 それから、リバイ…

今年最初に観た映画/日本映画 「偶然と想像」濱口竜介監督

今年最初に観た映画。 日本映画 「偶然と想像」 濱口竜介監督 確かに人の行動は「偶然」に左右される。 そしてその偶然をもとに「想像」を巡らす人間の面白さ。 言葉の洪水を一言も聞き逃さず映画を観ているうちに見えてくる、 偶然に翻弄される人たちの、嘘…