観る権利を奪われた。

あいちビエンナーレの「表現の不自由展 その後」中止について色々な人の意見や感想を見てきたけれど、自分側から見れば一番腹立たしいのはこの展示会を楽しみにしていたのにその機会を奪われた事。 オープンと同時に何とか市長から横やりが入りマスコミが騒…

杜若のキリを舞います/岡諷会夏の素謡会

今日は岡諷会素謡会の夏の能おさらい会 謡は「菊慈童」のワキ方。仕舞は「杜若(かきつばた)」キリ(最後)の舞。を演じさせて頂きます。 ♪ 匂いうつる 菖蒲(あやめ)の鬘(かづら)の♪ 色は何れ 似たりや似たり♪ 杜若花 菖蒲 梢に鳴くは♪ 蝉の唐ころもの♪…

第2回ケアメン講座「リハ・パークしずおか見学会」へ行ってきました。

団創の理事長の紹介があり、興味を持ったのでリハ・パークしずおかへ行ってきました。 近いうちに母、妻を介護する様になるかも。・・・と初めて体験するケアメン講座。 2回目は城東町にある施設「城東保健福祉エリア 保健福祉複合棟2階」「リハ・パークし…

歴史と選挙と映画と/7月20日私の行動

7月20日 午前10時 青葉小学校跡地「戦国時代末期のまち(道と武家屋敷の石垣)を駿府で初めて発見。」のニュースを聞いて、その説明会に参加。貴重な遺跡を見ようと大勢の人で賑わっていた。 午後1時 浜松駅北口。立憲民主党の立会い演説会に遭遇。党首の枝野…

真実のために自分を信じて疑え/映画「新聞記者」

最初から最後まで瞬きもため息もさせないサスペンス満載のエンターテイメント映画。 まさに政治こそが自分の人生を左右する最大の力である事を証明した映画。 シム・ウンギョンと松坂桃李と田中哲司。3主役俳優の絡み合いのバランスが見事! 時にカメラがク…

政治の季節

参議院議員選挙も後半戦に突入。政治には疎い私だけれど、自分なりに考えている。 50年前、私は明治大学の学生だった。 大学のあるお茶の水や駿河台界隈に登校すると、道路が催涙弾で煙り、火炎瓶や木片、布切れなどが散乱している状況が度々あった。 大学の…

至福のとき、関野晃平展を観る。

幻の漆芸家「関野晃平」氏の作品展が静岡県島田市で7月7日まで開催されている。 知る人は僅か、(入場者は少ないそうだ)けれども、氏の珠玉の作品を知っている人なら遠く神奈川県からまでも来ていた。 これだけの完成度の高い作品を作りながら名前は残さない…

亡くなってから注目された画家 リヒャルト・ゲルストル

国立新美術館の「ウィーン・モダン」展は概ね物足りなかったけれど、ひとつ思わぬ収穫があった。 「リヒャルト・ゲルストルの油絵2点が展示されていた事」ゲルストルの事は私がウィーンへ行くまで全く知らなかった。ところが、ウィーンのいくつかの美術館で…

無くなっては困る店

先日、ラペック静岡へ行った折、右隣の店の入り口に、こんな張り紙がありました。 閉店のお知らせ お芋産地 問屋さんの高齢による廃業で 美味しいお芋が入手困難になり閉店することになりました。 焼芋・かき氷と永年のご愛顧感謝します。 ありがとうござい…

こんな夢を見た。

50年ぶりに再会した中学時代の恩師が主催している文章講座に通って1年が経った。著名な作家、川端の「雪国」や谷崎の「春琴抄」などを読んで、皆で感想を述べ合い、最後に各自で感想文を書く。そしてそれを先生が添削してくださる。感想文を書く時間は残り1…

平成時代に私が観た映画ベスト3

平成から令和へ変わる今、私にとっては還暦から古希へ程の感慨は無いけれど、まあ、区切りの一例として好きな映画の話を。 誠実であるがゆえに、時代に翻弄され取り残されていく男たちを描いた、忘れられない3本の傑作です。(公開年代順) イギリス映画「日…

橋本治が気になる。

橋本治が亡くなった。私と同世代の享年70歳。 彼の登場は何といってもあの刺激的な、東大駒場祭のポスター。「止めてくれるなおっかさん、背中の銀杏が泣いている・・・」が鮮烈なデビューだった。 それから小説からエッセイ、古典文学の現代語訳と膨大な数…

毎年恒例、1月2日のありふれた過ごし方。

正月二日の朝6時半ごろ、家を出発して徒歩で天神の湯へ向う。明け方の空を見上げると、月と金星のランデブーが可愛かった。 呉服町、伊勢丹前では、既に初売り目当ての人たちが並んでいる。伝馬町から横田町へ旧東海道を東に。ちょうどその頃日が差してくる…

今年のドラマ best3 (映画2本+TVドラマ1本)

今年観た映画は17本。 日本映画「光」大森立嗣監督日本映画「花筐」大林宣彦監督フィンランド映画「希望のかなた」アキ・カウリスマキ監督アメリカ映画「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー監督日本映画「リバーズ・エッジ」行定 勲監督アメリカ映…

還暦から古希へ

とうとう古希になった。 最近の「記録する」「見てもらう」という新しいツールのおかげで、思い出を簡単に整理出来るようになった。 以下、私の還暦から古希まで10年の棚卸し。 この10年で終わったこと<父との生活が終わった>父が86歳で逝去。晩年は認知症…

大須賀町「小さな美術展」と愛宕下羊羹

先日、大須賀町の「ちっちゃな文化祭」に行ってきました。歴史ある街道を歩きながら、旧家を借りて展示している作品を鑑賞するのが目的なのですが、一番の楽しみは「愛宕下羊羹」をゲットすること。 「とらやの羊羹」は超有名ですが、全国各地にも素朴で絶品…

ウナギとかき氷で暑気払い

娘の誕生日に、はたまた暑気払いに、ウナギとかき氷の組み合わせ(食い合わせ)? 娘が休みで帰省したので、母妻娘私と4人で1年ぶりの「鰻の満喜多」へ。ここの、ふわっとした鰻の身の柔らかさと、口に残らないほどよいたれの品の良さ。ゆば入り肝吸いと香…

夏休み、こんな本を読みました。

夏休み、こんな本を読みました。岡本純子「世界一孤独な日本のオジサン」(角川新書) 恐ろしいタイトルとは裏腹に、まさにコミュ力溢れる、女性ならではのデータを並べたおしゃべりでいっぱいです。 前半は、世界のオジサンに孤独病が蔓延している事を報告。…

春宵一刻値千金

春宵一刻値千金 (しゅんしょういっこく、あたいせんきん) 花有清香月有陰 (はなにせいかあり、つきにかげあり) 歌管樓臺聲細細 (かかんのろうだい、こえさいさい) 鞦韆院落夜沈沈 (しゅうせんいんらく、よるちんちん) 春の夜の一刻は千金に値する清らかな花…

朧月夜を詠う 樋口一葉

おもふこと 少し洩らさむ友もがな うかれてみたき朧月夜に 「朧月夜に浮き立つように、恋心を少しだけ話せる友がほしい。」二十四歳で没した樋口一葉が、死の前年に作った歌だそうです。日経新聞の夕刊<耳を澄ましてあの歌この句>に解説がありました。文筆…

オセローの思い出

シェイクスピア原作のオセロをSPACが公演した宮城聡演出「オセロー」を観劇して、思い出したこと・・・。 その1 20代のころ、中央公論社から世界の文学というハードカバーの豪華本シリーズをいくつか購入した。その第一巻がシェークスピアだった。 「ハムレ…

夢幻能が新しく蘇ったSPACの「オセロー」を観て。

シェイクスピア原作のオセロを夢幻能というスタイルでSPACが公演した舞台を楽しみました。能舞台のような装置、さらにデスデモーナを主人公にした斬新な解釈の演劇でした。 能の形式で言うと、 シテ 「デスデモーナ」 ワキ 「旅の僧」 シテツレ「3人の女」 …

人生最良の日

facebookをscrollしていたら、ある文章講座の記事が目に留まった。ブログを始めて物を書く楽しさを知るようになった私は、興味を惹かれたので、続いてその詳細をtapした。 「スノドカフェ文章講座」 ーうたの系譜を探る・北原白秋ー 講師は〇〇あきを氏。国…

お正月こそ面倒臭いことを。

明けましておめでとうございます。 今年も我が家の正月祝い膳が並びました。妻が他人のものは気に入らない、いや、料理が得意なので、ほとんどが手作りです。 最近ではいろいろなものが入るようになったおせち料理ですが1番大切にしているのは「祝肴三種」で…

今年(2017年)観た映画・・・少な~い

今年は秋以来気分が優れず、好きな映画を観る気がしなかった。見落とした話題作が多く残念。 アメリカ映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)アメリカ映画「沈黙-サイレンス」(_マーティンス・コセッジ監督)日本映画「彼らが本気で編むときは、」(荻上…

タイトルがカッコいい/日本映画「彼女の人生は間違いじゃない」&「夜空は最高密度の青色だ」

最近、タイトルに惹かれて観た、若者を描いた日本映画2本。 「彼女の人生は間違いじゃない」 廣木隆一監督 「夜空は最高密度の青色だ」 石井裕也監督 ともに最近の日本映画の傑作だと思う。 日本映画 「彼女の人生は間違いじゃない」 まず 、タイトルがいい…

鬱になった。

やる事が重なって、それがうまく進まなくて、 問題が次々に起きて、期限がどんどん迫ってきて。 食欲が無くなって、体重が段々減ってきて、 起きているのが大変で、横になってばかりいて。 人に会ったり、電話するのが億劫で、 mailやfacebook、新聞も本も映…

肺に影がある?

1月に脊椎間狭窄症の手術をして約2週間後、 無事退院してさらに数日後、 年に一度の会社の健康診断がありました。 血液検査、心電図、胸部X線検査、血圧他 ひと通りの検査を受けた後、しばらくして結果が来ました。 「胸部X線検査で異常陰影が見られます…

病気いろいろ 人生さまざま

2週間の病院生活で、同室となった何人かの方々。 カーテン越しに話が聞こえてきたり、親しくお話させて頂いたり。 ほんとうに、病気いろいろ人生をさまざま、でした。 タクシー運転手の30代のAさん、お年寄りの車に2回も追突され、 首のヘルニアで手術のため…

1950年代の静高生を描いた小説/三木卓著「柴笛と地図」

今迄、あまり知らなかった作家「三木卓」 全く聞いたことがなかった小説「柴笛と地図」(集英社文庫) この物語が1951年から54年まで、静岡高校で過ごした主人公の 少年の思春期を描いた、氏の自伝的小説だったとは・・・。 当時静高(旧制静岡中学)は静岡…