今年の映画・私のベスト5

映画好きにとって、年末はベストテンの時期となります。 私が今年見た映画は20本。 「スウィニートッド 」                    「ラストコーション」 「スタンドアップ」 「アメリカンギャングスター」 「魔法にかけられて」 「潜水服は蝶の夢を見る」 「人のセックスを笑うな」 「ノーカントリー」 「ゼアウィルビーブラッド」 「つぐない」 「Juno」 「休暇」 「靖国」 「トゥヤーの結婚」 「ダークナイト」 「ぐるりのこと」 「闇の子供たち」 「イントゥザワイルド」 「落下の王国」 「この自由な世界で」 以上の中から、私の好きな映画5本を選びました。(公開順)


アメリカ映画「ノーカントリー 監督 ジョエル・コーエンイーサン・コーエン   贅肉をそぎ落とした、一寸の隙もない指物家具を見るよう。   サスペンスとユーモアのスパイスが効いて、まばたきさえも出来ない緊張感溢れる映画。


日本映画「休暇」 監督 門井肇   死刑問題を扱っているにもかかわらず、ひたすら静謐な映画。   寡黙な男の求める小さな幸せが引き起こす、わずかな波紋に、深く感動しました。


アメリカ映画「ダークナイト 監督 クリストファー・ノーラン   ストーリー展開のスピードの速さ、土肝をぬかれるアクションのスケールに圧倒される。   と同時に、闇と悪の世界がもたらす、甘美な味わいが魅力的です。


日本映画「闇の子供たち 監督 阪本順治   人間の理性や良心が解決しなければならない社会の闇や人権問題を提起。    しかし、後半、人間一個人(私たち)の性の闇に切り込んで行ったのはショックでした。


イギリス映画「この自由な世界で」 監督 ケン・ローチ     何の支えもない個人が、まっとうに生きようとする時に、立ち塞がる社会の壁の高さ。   ケレン味なく、いさぎよく、正攻法で描いた映画は大好きです。 私たちのこころを、励まし、癒し、驚かせ、楽しませてくれる映画。 これからもずっと、生涯の友であってほしい。 (画像はパンフレットから借用しました。)