映画の事

今年(2017年)観た映画・・・少な~い

今年は秋以来気分が優れず、好きな映画を観る気がしなかった。見落とした話題作が多く残念。 アメリカ映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)アメリカ映画「沈黙-サイレンス」(_マーティンス・コセッジ監督)日本映画「彼らが本気で編むときは、」(荻上…

タイトルがカッコいい/日本映画「彼女の人生は間違いじゃない」&「夜空は最高密度の青色だ」

最近、タイトルに惹かれて観た、若者を描いた日本映画2本。 「彼女の人生は間違いじゃない」 廣木隆一監督 「夜空は最高密度の青色だ」 石井裕也監督 ともに最近の日本映画の傑作だと思う。 日本映画 「彼女の人生は間違いじゃない」 まず 、タイトルがいい…

年寄りを NAMENNAYO !

最近外国映画に食指が湧かなくなった理由の一つに 陳腐なタイトルが多くなったという思いがある。 タイトルで内容を知らせようと焦るせいか、 原題と程遠いタイトルが増えている。 特にアート系の映画。 高齢者がお客様の為か、大きなお世話の過剰な親切。 …

わたしがサプライズした・今年の映画ベスト3

映画好きの私が今年みた映画は15本。 昨年と同数で目標の20本に届かず残念。 観たかった「キャロル」や「怒り」などを見逃した。 「黒衣の刺客」 ホウ・シャオシェン監督(中国映画) 「恋人たち」 橋口 亮輔監督(日本映画) 「ハッピーアワー」 濱口 竜介…

東西の宗教観が混在したようなホラー/日本映画「淵に立つ」

日本映画「淵に立つ」(深田晃司監督) 凄い映画だった。 そして、何よりも怖かった。 日曜日のシネギャラリーの夜の部は私が1番の番号札。 30分ほどロビーにいたけれど、誰も来ない。 このまま、一人でこの映画を見ると思うとぞっとした。 そのうち男性…

世の中はまずは自分の為にあり/映画「ブルックリン」

帰りたいほどに安らかな故郷 捨てたいほどに煩わしい故郷 異民族の中で習慣の違う人との 愛があっても貧しく不安定な人生に未来を託すか? 暮らしを共にし心置ない仲間たちの中での 愛する人と平凡であろうこれからに満足するか? ふたつの国(アイルランドと…

団地族に疑われ異星人に助けられる / 映画「団地」

あの傑作映画「顔」に続く 阪本順治監督× 藤山直美主演の新作と聞いて、 期待したのですが・・・。 藤山直美、岸辺一徳、濱田マリら芸達者が揃って、 空気に染まりやすい団地族(人間)の醜態が 面白おかしく描かれていた前半は 秀逸の映画だったけれど、 後半…

気品に満ちた普通の人々/映画「山河ノスタルジア」

大好きな中国の監督、ジャ・ジャンクー氏。 その新作を見てきた。 中国映画「山河ノスタルジア」 衝撃的な事件や映像で私を夢中にさせた前作「罪のてざわり」から打って変わって、 中国で生きる庶民を静かなメロドラマタッチで描いた新作「山河ノスタルジア…

今年観た映画ベスト1&ワースト1

今年私が観た映画は目標の20本に至らず15本。 1月2月は寒さ鬱で見る気が起らず、 12月は多忙のため見る機会を逃しました。 さらに例年のように驚いたり心にしみた映画が3本なかったことも。 むしろ好んで観たにも関わらず、不快になった映画もあったのです。…

他人の痛みがわかるまで/映画「サンドラの週末」

この監督(ダンデンヌ兄弟)の映画はいつもそっけない。 えぇ? それで終わり?と思わせるラスト。 でも弱虫が少〜しだけ自分に自信を持てたときは、 こんなに風に他人の痛みも分わかった行動に出るのだろう。 病気で休職していたサンドラは上司から解雇を言…

多様性と個別化/映画「イミテーション・ゲーム」

アカデミー賞で話題になったイギリス映画 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のこと。 イギリスの天才数学者アラン・チューリングは、第二次世界大戦時、 ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エグニマ>の暗号解読に挑み、成功した。 彼の…

他人の中の自分・自分の中の私/映画「バードマン」

今年のアカデミー作品賞他4部門受賞の 「バードマン」(あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)を2度観る。 この映画、解りにくいというか取っ付きにくい。 最初と後半に現れる火の玉は何なのか? 主人公が超能力で空を飛んだりモノを壊すのは事実なのか? 無…

よみがえりの技法に感動/映画「おみおくりの作法」

今年の1月2月は映画を見なかった。 毎年のこと、寒さ鬱症状で「インターステラー」も「TATSUMI」も 見る機会があったのに逃してしまった。・・・・残念。 3月になって嘘のように身体が軽くなってきた。 そして、今年始めて見た映画がイギリス映画「おみおく…

驚きの映画。今年のベスト3

映画好きの私が今年見た映画は21本。 目標の20本を越えてまずは満足。 「ゼログラビティ」 「もうひとりの息子」 「ハンナ・アーレント」 「白雪姫殺人事件」 「そこのみにて光輝く」 「エレニの帰郷」 「ブルージャスミン」 「グランド・ブダペスト・ホテル…

なつかしい「ジャック・タチ」の映画

静岡シネギャラリーで公開されている「ジャックタチ映画祭」(8/23〜9/7)。 初日、静大講師のフランス人・スティーブ・コルベイ氏の関連セミナーを聞いた。 そしてその翌日「プレイタイム」を鑑賞。 青空と雲を背景としたタイトルから、 パリの街の風景に移…

年末恒例・kittsan流2013年の映画ベスト3

今年見た映画16本を思い出しながら、 私の好きな映画ベスト3を選出。 なんと、見た映画の半分が日本映画だった今年。 「ふがいない僕は空を見た」 「ミッドナイト・イン・パリ」 「ニーチェの馬」 「愛・アムール」 「フラッシュバックメモリーズ3D」 「グ…

「最強のふたり」の後日談のような/映画「愛、アムール」

2012年度カンヌ映画祭パルムドール賞(大賞)受賞 2012年度アカデミー賞外国映画賞受賞 その他、世界の映画賞を総なめした希有の傑作。 ・・・との評判高い、フランス映画「愛、アムール」を 県内唯一の上映館、浜松シネマイーラで見てきました。 パリの高級…

終末に至る六日間の寓話/映画「ニーチェの馬」

シネギャラリーセレクション特集2013の白眉、映画リクエストで鑑賞。 2012年度キネマ旬報ベストテン1位。 1889年、イタリア・トリノ。ムチに打たれ疲弊した馬車馬を目にしたニーチェは 馬に駆け寄ると卒倒し、そのまま精神が崩壊してしまう。 その馬の話にイ…

やっかいな生と性に素直に感動/映画「ふがいない僕は空を見た」

もの凄く評判が良くてと言うわけでもなく、 何となくタイトルが面白そうなので見た今年最初の映画。 「カミハテ商店」をやめて「ふがいない僕は空を見た」を鑑賞。 みずみずしくすがすがしく、生きていることの素晴らしさを描く日本映画だった。 ベテラン監…

私の見た2012年の映画 ベスト3+ワースト1

2012年に私が劇場で見た映画は20本。 今年は何とか目標を達しました。 「エンディングノート」 「聯合艦隊司令長官 山本五十六」 「ドラゴンタトゥの女」 「アーティスト」 「ヒューゴの不思議な発明」 「灼熱の魂」 「無言歌」 「サウダージ」 「ルートアイ…

似て非なるもの/映画「アルゴ」vs 映画「黄金を抱いて翔べ」

時同じくして、同類の映画を見た。 かたや、アメリカ映画「アルゴ」 かたや、日本映画「黄金を抱いて翔べ」 アメリカ映画「アルゴ」 1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。 52人が人質になるが、混乱の中、6人の…

事実は映画より奇なり/映画「最強のふたり」

日曜日のサールナートホール。 話題の映画「最強のふたり」を見るために並んだ長蛇の列にビックリ。 でも、3Fの狭苦しいギャラリーでない所で見ることが出来て安堵しました。 さて、この今どきまれにみる、大人の男の友情物語「最強のふたり」。 実話を元…

身につまされる恋モドキ/映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」

歳を取るということは、うれしいことなのか、それとも悲しいことなのか。 まして「恋」というカテゴリーにおいて、老人は戸惑うばかりなのだろうか。 イランの巨匠A・キアロスタミ監督が、日本でこんなハイセンスな映画を作りました。 8/17、静岡サールナー…

リアルなファンタジー/映画「おおかみこどもの雨と雪」

細田守監督の描くアニメはとてもナイーブで、 ヒヤッとするほど、冷たい現実を垣間見せる場面がある。 基本的にファンタジーではあるけれど、そこがどちらかというと大人向けなのだろうか。 子供が語る母の半生。 学生の花は、影ある偽学生の彼と知り合い恋…

肌・血・メスとか、生々しいもの/映画「私が、生きる肌」

いやはや、こんな生々しい映画を作ってしまうアルモドバル監督、精力満タン。 「ルアーブルの靴みがき」で、カウリスマキ監督ちょっと枯れたな、と思ったのと正反対。 ストーリーのバランスを崩しても、少々やりすぎでも、映画は面白い方がいいです。 この映…

港町人情噺では済まない?/映画「ルアーブルの靴みがき」

大好きなアキ・カウリスマキ監督の新作。 世間から見放された人たちの、さらに貧しい人への愛情物語。 「浮雲」も「過去のない男」も「街のあかり」もみんな同じ。 カウリスマキが描く、さりげない現代のお伽話にいつもホロリとしてしまう。 靴磨きで生計を…

濁りなく真摯な歴史へのまなざし/映画「無言歌」

この映画を何人の人が観ただろう。 不純な感動の演出がごまんとあるなかで、 一点の濁りもない純粋さ、真摯さをもった作家の作品。 何よりも、見過ごすことがなくて良かった。 1960年。中国西部、ゴビ砂漠。 荒野に掘られた塹壕のような収容所に人々が囚われ…

なるほどその手があったか!/映画「アーティスト」

eしずおかブログのご招待で、試写会に出掛けた。 映画は、今年のアカデミー賞作品賞ほか、5部門受賞の話題作「アーティスト」。 モノクロ、サイレントでありながら、老若男女が楽しめるロマンティックストーリー。 正直、私はこうしたハートウォーミング的(…

死に甲斐を生み出す人々/映画「エンディングノート」

今年最初の映画鑑賞。 話題のドキュメンタリー日本映画「エンディングノート」。 淡々とした中にもリアリティある日常が描かれていて、とても良い映画でした。 会社を引退した営業畑のサラリーマンが、検診で末期のガンを宣告される。 限りある生きる時間を…

kittsan流・今年の映画ベスト3

今年見た映画は18本。 「シングルマン」 「ソーシャル・ネットワーク」 「戦場のメリークリスマス」 「白いリボン」 「海炭市叙景」 「トゥルー・グリット」 「英国王のスピーチ」 「ヘブンズ・ストーリー」 「スプリング・フィーバー」 「ブンミおじさんの…