究極のナルシストたち/映画「エグザイル/絆」
ハハハハハッ♪
笑ってしまいました。
いまでもこういう映画があるんですね。
親分を殺そうとした男ウーを処分するミッションのために集まった男たち。
足を洗ったウーとその妻子をみて、使命を捨てる。
それも当然、彼らは子供の時から固い友情で繋がれた同志だったんだ。
それから始まる、親分を裏切ったその5人の男の逃避行と
ウーを殺されてしまった男たちの復習劇。
咥えタバコ。酒のラッパ飲み。
黒めがね。コート。鞄。薬莢。
血しぶき。ビンタ。開いた傷口。
荒野。金塊。銃撃戦ゴッコ。
男の友情。仁義の哲学。死の美学。
登場する女はわずか二人。
一人は母、一人は売春婦で、大切なのは片や子供と片や金。
男たちの行動を全く理解出来ない者として描かれています。
スタイリッシュでファンタジーのみが成り立つ、香港ヤクザ映画の世界。
甘い甘い男の錯覚とこだわりが蔓延しています。
ダンディズムこそ、究極の男のナルシズムです。
決して嫌いではないのですが、要はセンスの問題ですね。
どうぞ、勝手にやって下さい。
好きな人同士、多いに盛り上がってください。
(画像は公式サイトからダウンロードしました。)