マーケティング情報は宝の山か?墓場か?
B-nestが主催する、マーケティングシリーズも、今日(8月4日)で5回目。
9回あるセミナーの、ちょうど真ん中にあたる今回は、マーケティングリサーチについての講座。
シリーズのハイライト、頂点になるであろう、刺激度最高の内容で、大満足でした。
中小企業のためのマーケティングリサーチ
〜中小企業も情報収集・ビジネス情報力の活用〜
講師 (株)日本能率協会総合研究所
菊池健司氏
「能率手帳」で聞き覚えのある「能率協会」を母体とした、マーケティング・データ・バンク(MDB)。
正確性、迅速性、多様性を売りにした、明日から伝えるネタを提供する。
全国に約2000社の会員。静岡は30社あるそうです。
・依頼内容は、市場動向、生活者動向、特定企業動向、技術動向。
成功失敗事例、海外動向の依頼が増えている。
・マーケティング情報のアプローチは、文献情報>インターネット情報。
データー探しは、国から民へ流れるのが王道。
・ケーススタディでは、3つの例を紹介。
化粧品の新製品開発、太陽電池等新ビジネス参入、2015年以降の成長産業の調査
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次、次、次と、資料をめくるのももどかしい、盛りだくさんの内容。
全2時間。途中10分の休憩をはさんだけれど、マラソンのようなスピードセミナー。
講師もたいへんでしょうけれど、受講者も一言も聞き逃さない集中力が必要。
私のような年代は少ない。
それはそうでしょう、さび付いた自己中頭では、この人の講義について行けない。
後半は、「情報収集活動に役立つ各種情報源のご紹介」をざっと説明。
出版物だけでなんと、約100文献
WEBの世界は、紙の2.5倍の約250の情報源。
文献の表紙や、HPのトップページを見るだけでも、ため息の出る数の多さです。
もう30歳若かったら・・・。
自分に1日が48時間あったら・・・。
そんなこと考えてしまいそうですが、それは寿命を縮めるだけ。
情報の洪水の前に、耳をふさぎ、目を閉じて、身を守ることも大切です。
・・・なんて、負け惜しみを言ってしまいたくなる、中身の濃い講義でした。
最後、私も長い列に並んで、慣れない名刺交換を実行。
いつの間にか、家具業界の不満をぶちまけていました。
そんな長い時間では無かったのに、気が付いたら、私の後の人達がいない。
ごめんなさい、講師を独占したわけではありませんので・・・。
情報は、掘り起こさなければ埋もれた学問、たんなる墓場にしか見えない。
しかし、自分に照らし合わせて、「なるほど!」と思えば、それは宝の山。
自分の健康を天秤に掛けながら、
今日から、ひとつひとつ、情報のページめくりを始めます。