子供の日と原発ゼロの日とジュリーと
ゴールデンウィークが終わった。
連休中、いろいろなコトがあった。
関越自動車道で夜行バスが防音壁に衝突し、乗客に多くの被害者が出た。
北アルプスで気候が激変し、軽装の登山客が遭難したこと。
北関東で竜巻が発生し、住宅が倒壊して負傷者が出たこと。
私はというと、半分仕事、半分休息のゆったりとした毎日。
一日だけ、家族で寸又峡へ遠出をした。
そして、子供の日5月5日。
42年振り、日本の原子力発電がゼロになった。
自分の子供を含めて、将来のある人達に向けて、
計り知れない災禍をもたらす可能性がある原発が停止したと言うことは、
偶然だけれど、大きな子供の日のプレゼントになったと思う。
あとは、原子力の力を借りないことを前提として、
これからの社会、暮らしを一人ひとりどう設計していけるか。
朝日新聞5/3の朝刊に、沢田研二(ジュリー)が語っている記事があった。
地道にひそやかに、脱原発活動を続けている。
「還暦の前あたりから、”言いたいことを言わなきゃ”と思うようになった。
アイドル時代、表現の自由はなかった。でも、60歳越えたら余生だから。
昔の名前を利用しながら、コツコツやって行きたい。」
同世代のわたしもそう思う。
自分の思っていることを、己に偽らずに発言する。
そう言う場所や機会が増えてきたから利用したい。
ただ、年取って経験豊かな言い方を、大人の節度とユーモアを持って。
そして何よりもまずは、他人の考えを聞く耳と心を広げていくことから始めたい。
SNSによる双方向社会とは、その事が前提になっているのだから。