大盛況だった県大岩崎教授のマーケティングセミナー

5/17、Bnestで話題の静岡県立大学・岩崎邦彦教授のセミナーがありました。 題して「小が大を越えるマーケティングの法則とは」。 定員50人に対して、集まった受講者は120人超! いつもは遅刻気味の私も、この日ばかりは前の席へと15分前には到着しました。


2枚のレジメを元に、大企業にはない小規模企業の優位点を活かすビジネス展開を解説。 マーケティングとは「顧客ing」つまりお客様を生みだし、その客を逃さないこと。 ・小に追い風の今、帆を立て(アンテナでキャッチして)その風を自分の物にしなくては。 ・売りたい人向け(←大企業)から買いたい人向け(←小企業)をターゲットに意識変革。 ・小規模を強みに変える3つの力 A・B・C   ほんもの力(Authenticity)」・   きづな力(Bond)・   人的コミュニケーション力(Comunication) ・マーケティングの前提=考える力×行動する力 ・そして、スモールステップの原則  小さなトライアルと小さな成功(失敗)、そのフィードバック回路で蓄積し進化を。 おっしゃることごもっとも。 明晰なビジネス分析で、我が頭も混沌から薄日が差すように細胞が沸いてきたような。 確かに、トライすること、そして失敗と成功の二層の回路から、 学び行動し進化していくキャリアアップこそ、小企業が目指すモノ。


しかし・・・。 中小零細企業の経営者にいつまでたっても足りないのは、「お金」と「時間」。 そして、優秀な人的財産も、最新鋭のツールも、ピュアな情報も、夢のまた夢。 こうして、知的好奇心と、自己啓発意欲をかきたたせてくれる 無料セミナーに感謝感謝なんですが・・・。 気が付いたら燃え尽きていて、老人になって、なんて気の小さい事を考えてしまいます。 教授、次回は99.7%もある中小規模企業の(それも10人以下の)各論をお願いします。