藤森照信建築巡り 4 (ねむの木こども美術館)
ねむの木こども美術館は比較的新しい藤森建築で、2007年4月にオープンしました。
浜岡町から掛川市に移転して、ねむの木村となった中にあります。
今までの藤森建築と大きく違うところはほとんど角張った感じがないこと。
巨大きのこのような、マンモスのような。
ドームから藤森先生お好みの芝棟の屋根が続いています。
芝棟に植えるのはイチハツ(アヤメ)が王道ですが、
村長の宮城まり子さんは、紫が嫌いで、赤い花にしたそうです。
内部は秋野不矩美術館とよく似ていて、柔らかい光が白い空間を満たし、
その中に子供たちの描いた画が浮いているように並んでいます。
無心で、ひたむきな画の数々を見ていると心が洗われるようでした。