オ・ト・コ・マ・エ

NHK土曜夜に「オトコマエ!」という痛快時代劇があります。

福田誠士という時代劇のカツラがピッタリの若手俳優が活躍する、元気が出るドラマです。

内容はともかく、あまりのタイトルのかっこよさにつられて見始めました。


さて、この「男前」という言葉、ネットの語源由来辞典によると

「男らしい顔つきや態度。男振りのよいこと。」とあります。

又、歌舞伎の世界では、「前」は「動き」を意味し、男の役者の動きの美しさが評価されたとか。

歌舞伎役者の「男前」は、なんといっても市川團十郎でしょう。休む前の「助六縁江戸桜」は絶品でした。

人間国宝の「中村富十郎」も年は取っても「男前」でしょう。

若手ではさしずめ息子の「海老蔵」なんでしょうが、ちょっと私の好みではありません。

まあ歌舞伎役者はともかく、「イケメン」と呼ばれるのと、「おとこまえ」と言われるのと、

どちらがいいですか?

私はどちらも呼ばれたことがないから、どうでもいいんだけれど、

やっぱ、「男前」でしょう。

「イケメン」「二枚目」「ハンサム」なんかと違って、響きにいやらしさがないと思うんですが。

ところで、この「男○○」という言葉、けっこうあるんですよね。

  「男みょうり」

  「男ばえ」

  「男だて」

  「男粋」

  「男気」・・・・・・やくざっぽいけれど、この言葉大好きです。

  「男好き」    

  「男ぐせ」・・・・・・?

  「男所帯」

  「男やもめ」・・・・・・そろそろこのあたりで。

(画像はNHKのHPから拝借しました。)