人権パスポート
今日、12月10日は、世界人権デー。
世界人権宣言が、1948年12月10日に国際連合総会で採択されたその日を記念して、制定されました。
NPO団体アムネスティ・インターナショナル(A.I.)は、人権デー60周年を記念して、
国際連合広報センターの協力をもとに、「人権パスポート」を出版しました。
A.I.は、この世界人権宣言を基に、すべての人々が人間らしく生きることが出来る社会を目指し、
世界各地の人権状況を監視し、各国政府や国連などに改善を働きかけています。
アムネスティを支える、世界150カ国、220万人の人々の声が、その原動力です。
1961年から活動を始め、1977年にはノーベル平和賞を受賞しました。
パスポート(旅券)と同様のスタイルの「人権パスポート」。
中には、先ほど述べた、世界人権宣言が書かれています。
Article 1
All human beings are born free and equal in dignity and rights.
They are endowed with reason and conscience
and should act towards one another in a spirit of brotherhood.
第一条
わたしたちはみな、生まれながらにして自由です。
ひとりひとりがかけがえのない人間であり、その値打ちも同じです。
だからたがいによく考え、助けあわねばなりません。
(谷川俊太郎訳)
査証(VISA)と所有者認証(署名)欄があります。
署名をすると、VISAにシールが貼られます。
認証欄には写真と名前が入ります。
写真はたぶん、似顔絵でも良いと思います。
私は、メチャ楽しそうな顔をした写真を選ぼうと思っています。
名前も、kittsanで問題ないでしょう。
このパスポートを持っている人は、なにもだいそれた人権活動をする必要はありません。
転びそうな人をちょっと支えてあげたり、尋ねられた道を教えてあげたりすることでも充分です。
持っているだけで、優しい気持ちになる、お守りのような物だと思います。
この「人権パスポート」はアムネスティ・インターナショナルのHPで紹介されています。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1942
(画像は人権パスポートから借用しました。)