女性職人が魅力の展示会

なんと、2月に夏日となった土曜日の静岡。 汗を拭いながら、クラフトと工芸、2つの展示会を駆け回りました。 まず、両替町の元酒屋さんだった所に最近誕生した「ギャラリー濱村」。 静岡の家具メーカーなどに勤める若きクラフトマン9人の『静岡F-lab「家具」展』が行われています。


男性の何人かは知り合いの面々なので、 今回は面識のない二人の女性の職人さんに注目しました。 ともに和家具がお好きなのでしょうか? それぞれ、象嵌の装飾を施した手箱と、寄せ木模様がポイントの姫鏡台を出品。 静岡で学んだ指物技術が生きた、繊細で優美な味わいの小物家具が魅力的でした。 続いて、松坂屋で開かれている「静岡伝統産業工芸展」を見学。 こちらは、35回も続いている「木工指物、挽物、漆芸、竹千筋、染め」など、 地元の伝統工芸の展示会です。 会場では、販売がメインなのですが、出展した作品のコンクールも行われました。


そして、ここでも女性の職人さんが大活躍。 12人の入賞者のうち、半分の6人がクラフトウーマンで占められていました。 我が「吉蔵」の職人さんの所で学んでいる、S.K子さんもスツールを出品し、入賞していました。 3Kといわれる職場にどんどん進出し、美しいモノを生み出していく、現代の女性職人さん。 ものづくりの町静岡に、新しい生活文化の新風を巻き起こしてくれる事を願います。