バス会社はこんなに親切だった。
今年も、堀和子さんの「ミラノサローネ速報」を聞きに、東京へ。
急ぐ旅でもないし、節約して、高速バスを使おう。
というわけで、新静岡発、新宿行きの高速バスに乗ったのですが・・・。

ネット予約時、窓側の席は満席で通路側の席が指定されたが、なぜか乗車券は窓側になっていた。?
渋谷前で降りるから、2080円のはずなのに、乗車券は2280円となっている。?
運転手に検印された乗車券をちょっと見て、何か変だなと思いつつ、そんなことすぐ忘れてしまいました。
夕方になり、ミラノサローネ速報セミナーが終わって、これから新宿から静岡へ高速バスで帰路の段に。
と、帰りの乗車券を確認したら・・・ない!
というか、なんと! 行きの乗車券が残っているではありませんか。
つまり、行きに、帰りの乗車券を渡してしまったのです。
行きの乗車券があるから事情を話せば、それで帰りのバスに載せてくれるかも、
と思いましたが、無効の可能性もある。
それより18:03の新幹線ひかりにのれば、2000余円は捨てることになるが、
ひょっとしたら、エアロビのレッスンには間に合うかも。
気もそぞろで新幹線に乗り込み、無事帰省、エアロビにも行くことが出来ました。
・・・と、ここまでは、どうって事ない話なんですが、
これから先が、ラッキーマンkittsanならではの逸話。
駅から自宅へ着いた時、1つの電話がありました。
「△△バス会社ですが、○○さんいらっしゃいますか?」
「はい、私です。」
「実は、○○さんが静岡駅→新宿のバスに乗られた時、
担当の運転手の回収ミスで、新宿→新静岡乗車券を受け取ってしまったようです。」
「ええ、朝、行きのバスに乗る時、帰りの乗車券を渡してしまったようですね。」
「つきましては、払い戻しをいたしますので、静岡駅バス乗車券販売所までお越し下さい。」
えっ? もう指定のバスの運行は始まっているし、第一、私が渡す際に間違えたのに。
それに、どうして私であることと、電話番号が分かったのでしょう?
後から考えれば理解出来ることですが、電子予約の場合、
ログインするシステム(会員制)になっているため、乗車券購入者の情報は簡単に分かるんですね。
親切なバス会社さんに感謝。
そして、またしても、ラッキーな出来事に出会った訳ですが、
反面、ちょっと背中が寒くなるような心持ちにもなった、一件でした。