ことばのちから/ブログを楽しむ(6)

8月30日 総選挙当日の朝刊。



  民主党の一面広告 「本日、政権交代

   あたたはいう。

   どうぜ変わらないよと言う。

   ・・・・・

   そしてあなたは知る。

   あなたの力で、世の中を変えた時の達成感を。

 

  自民党の一面広告 「日本を壊すな」

   あなたのために。この国のために。

   景気を後退させ、日本経済を壊してはいけない。

   ・・・・・  

   現実を見据えた政策が、あなたの安心を支え続ける覚悟が、

   この国を守りぬく決意が、私たち自民党にはあります。

ここにも、攻める党、守る党のすがたが、「言葉の力」によって表れています。

結果、扇情的ですらある言葉は、現実のものとなり、民主党を勝利に結びつけました。

先日受講した、企業ブランディングセミナー。

  この10年で情報量は530倍になった。

  情報に対する信用低下により、消費者は情報を鵜呑みにしなくなった。

  コミニュケーションは連鎖型・対話型がますます進化していく。 

  「記憶する」受動的な行動から、「検索する」能動的な行動へ動く。

  

つまり、私たちは情報の量からではなく、情報の質から、

物事の真実を見抜く力を、蓄えてきているわけです。

数千のブロガーがひしめき合う「eしずおかブログ」サイト。

ゴミでしかないモノもあり、タカラにしたい物もある。

新しい情報手段を手に入れた、私たちの今は?

それを行使する、自分のブログはどうなのか。

インタラクティブなツール で、自分の思いをどう伝えていくか。

ブログに、エモーショナルな言葉の力を持たせていくには、どうしたらいいか。

ビジネスに繋げながら、誰の真似でもない独自のブログを、ひとつひとつ積み上げていく。

そのために、検証し、反省し、発見し、創造していく地道な作業。

労力のかかることでもあるけれど、しかしそれは、大きな楽しみでもあるわけです。