TVTaro 買うのやめました。

手軽な映画レビューと、1か月のTVエアチェック案内。

TVTaro は、私のミーハー情報誌として、10年以上購読してきました。

しかし、この12月号で、買うことをやめました。

なぜならば、ただ一言「気持ちが悪くなった」から。



テレビファン以上に映画ファン向けで、データ集めに最適だった月刊雑誌「TVTaro」。

でも、2009年11月号から、記事も写真も、傾向がすっかり変わってしまいました。

表紙を見ると、海外人気俳優の顔写真から、国内若手イケメン俳優の顔写真に。

ページを開いていくと、顔は見覚えがあっても名前の知らない若手男優ばかりが、ポーズをとっている。

人生のしわもない、のっぺりした、ただきれいなだけの顔。

筋肉が感じられない、細くてひょろ長いだけの体つき。

ようするに、ピンナップボーイ、観賞用男性のオンパレードなのです。

これまでとは違った編集方針による新たな紙面作り、との予告があったけれど、

こうまでアイドル雑誌のように低年齢化が進むとは思わなかった。

この薄気味悪さ。

ちょっと前に、韓流ブームがあった時のことを思い出しました。

ぺ・何とかさんはじめ、韓国男優が、まるで女優顔負けに、ニッコリ微笑んでいる姿。

照れを美徳とする日本男優との違いを、違和感を持って見ていたけれど、

今になってみれば、そういう方向が主流なんですね。

「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。」

さすがに、鶴田浩二の時代の人間ではありませんが、

今主流の、草食派男性を自認する私が、今の時代を読めないとは・・・。

老兵はただ消えさるのみ、なんでしょうか。