
湯水のごとく水を使っている、私たち日本の暮らし。 でも今、世界で10億人以上もの人々が清潔で安全な飲料水にアクセスできないでいる。 病原菌に汚染された水が原因で死亡する人の数は1週間で42,000人。 「水」は、ヒトの生きる権利や地球環境など様々な観点から、 私たちが問われる緊急な問題として、 ブログアクションデーに取り上げられています。 緑多く、水豊かな国、日本。 水に関する話題の多さでは、世界でも有数の国でしょう。 水琴窟(すいきんくつ) 洞水門とも言われ、日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の排水を処理する機能をもつ 手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛け。 先人の粋な遊び心が生み出した余韻の美学、これこそ日本人ならではの水の文化。 交響詩「モルダウ」 スメタナが作曲した、6つの連作交響詩「わが祖国」のなかの有名な1曲。 モルダウ川の、源流近くからプラハを流れ、エルベ川へ合流するまでの様子が描かれている。 ちょろちょろした少量の水から、とうとうとした大量の水まで、音楽で水の表現をしている。 映画「奇跡の人」 三重苦のヘレンケラーと、彼女に生きる意味と力を教えた、家庭教師アニーサリバンの物語。 井戸から流れる水を触らせ、それが water(水)であることに気付かせる感動的な場面。 モノには言葉がある事を知って、喜びの声を発するヘレンとアニーの姿が忘れられない。 水について思いめぐらしたとき、ふっと頭をよぎった3つのシーン。 社会的な事から離れた話題になってしまったけれど、 これも、水を大切に思う、素晴らしい人間の英知です。