静岡特産品東京展示会・今年の印象

10月中旬から下旬にかけて、秋は駆け足でやってきます。 いつも季節の変わり目を実感する、三日間の新宿イベント広場の物産展。 外から吹き込む冷たい風に、身震いしながらも、無事終了しました。


昨年好評だった金具アクセサリーと、安定した売上のあるフクロウの木彫。 それらを通路側にならべ、メインの家具は脇に入ったところに。 小物や雑貨が売上のベースとなり、家具の売上で大きく加点したい。 以上の目論見で、売り場構成をしているのですが、 今年実感したのは、都会の駅で、デフレ現象が蔓延していること。


食べ物以外に買うモノはありません。 いや、ワンパック500円の静岡海産物だって、苦戦しているようです。 立ち止まっているお客さんに声をかけると、ニコッとしてさようなら。 手にとって見ているので説明すると、目線は他の方へ。


1日目は、そんな世の中の不景気風を、身に染みて味あうこととなりました。 2日目からは、こちらもじっくり人間観察をして、 購入意欲のあるお客様にターゲットを絞り、プッシュする。 その成果があってか、数万の厨子セットや、万単位の木彫、タペストリーのお買上があり、 「吉蔵」の売上アップに貢献いただいて、ホッとしました。


大きく、金額がかさむ家具などは、こういう売場ではますます難しくなっています。 それでもカタログを置くと、すぐ無くなってしまうから不思議です。 他の物と比べて、じっくり検討していただいて、後日の問い合わせを期待するばかりです。 この、「静岡特産品東京展示会」来年で10回目となります。 2回目から出展している「吉蔵」も、多くのお客様と馴染みになりました。 「来年、また来ますから。」 「楽しみにしているよ!」 温かい言葉を励みとして、次回の展示会に向け、 今から売れ筋商品をイメージしているkittsanでした。