広告はクールじゃない。

映画「ソーシャルネットワーク」の中で、主人公(マーク・ザッカーバーグ)が言う名ゼリフ。 「広告はクールじゃない。」 この一言で、傲慢ではあるが純粋な若者像が見えてきます。 フェイスブックは相当の間広告は入れなかったようですが、現在広告掲載があるそうです。 そして焦点を絞り込んだこれらの広告は、脅威だそうですね。 さて、自分のサイトに他の広告を載せていること自体が クールであるか、かっこ悪いのか分かりませんが、 私が思う、クールとは思えないコマーシャルは、ビールの宣伝。


イチロー竹内結子などなど、ドル箱スターを起用して、 華々しいテレビコマーシャルを展開している。 でも、パターンはどれも同じ。 仲間でわいわい騒いで、汗かいて、ビールで一杯。 最後に、「カー!」とか「キー!!」とか「クー!!!」とか 訳の分からない奇声を上げておしまい。 あるいは、美人がにこにこして、ゴクリと一杯。 「ハー。」と満足そうなため息をもらす。 ビール=清涼感=満足  ビールに講釈はいらない。 きっとビールってそれだけなんでしょうね。 私がブログで取り上げた、数少ない食べ物の話。 そのなかのお気に入りの店の味。 「ビスケットキングのケーキ」 「天野屋の餅菓子」 「アンシャンテのパン」 「愛宕下羊羹」 そして、もうなくなってしまったけれど「ヨコヤマのたこやき」 それらは、華々しい広告もなく、知る人ぞ知る人の店。 かたくなに自分の味を信じて、身の丈以上に大きくはしない。 けれど、味を語れば、百通りのいいまわしでほめ尽くしたくなるほど。 我が「吉蔵」も、広告宣伝費はありません。 ひたすら、今より質を落とさない家具を作り続けていくだけ。 どこかで誰かが、見つけてくれることを期待しながら。 そして、もうすこし頭をひねったら、 フェイスブックなどのソーシャルメディアの中で、 とてもクールな、百通りの会社紹介が出来るのかも知れませんね。