原発に向き合う、老若男女1000人のパレード

4月24日・日曜日の朝。 昨日の雨が、街の汚れをすべて洗い流したような快晴。 「菜の花パレードはまおか」絶好のパレード日和。 午後1時半に青葉公園の会場に行くと、すでに黒山の人だかり。 参加予定の知人を捜すが、なかなか見つからない。 その反面、思いがけない人に出会ってビックリ。


「先ずは原発に関心を!」主催者からのあいさつが始まる。 テーマである菜の花の配布、遠く栃木県から来た花もあった。 被災地から来た人、及び静岡のボランティアの、現地の報告。 緑の党が圧勝し、脱原発を目指すドイツにおける状況の話。 そして、青年が作った反原発の歌の披露があって、いざ出発・・・。


親子づれを先頭に、サンバ音楽チーム、一般と続く。 3列を守ってはみ出さないように、車道の左側を整然と歩く。 スタッフや20人ほどの警察官が、安全に気を配って丁寧に列を誘導してくれる。


青葉公園から呉服町を下り、市役所の裏通りを上って、七間町通りへ。 札の辻を過ぎ、両替町を更に上り、本通りに出る。 中部電力静岡支所のある本通り右側に向かって、脱原発をアピール。 上石町を下って、七間町を横切り、再び青葉公園へ向かい終点。


思い思いの服装、カラフルな旗やプラカード。 シュプレヒコールをしたり、歌を歌ったり。 老若男女1000人それぞれが、社会に関心を持ち、危機にある原発に向き合っている。 パレードの人も、街頭のひとも、警察官も、思いは同じだと思う。 同じ日、東京では5000人規模の原発デモがあったそうだ。 福島原発事故以降、全国、全世界で原発に関心のある人の行動が見られる。 来る6月11日(土)は、世界一斉に、 100万規模の脱原発パレードが計画されているそうだ。 静岡のチームは、現地浜岡原発へ向かい、そちらで行動を起こすという。 プラカードと菜の花を片手に、声を出して、手を叩いて。 自分の思いを行動に移して、今日はとても良い一日を過ごすことが出来た。