脱原発への一歩/菅首相、浜岡原発停止要請へ。
5月6日、夕方7時まえ。
夕食を取り、ジムへいく準備をしていたら、
NHKテレビ、静岡ローカルニュースで、
「今はいったニュースです。
菅首相が、中部電力に対し、浜岡原発の4、5号機の停止を要請しました。」
7時過ぎより、記者会見が行われます。」
「ええっ?」あまりの突然のニュースに耳を疑った。
テレビの前に釘付けになり、首相の記者会見を待った。
記者会見での、真剣な眼差しの菅首相。
「切迫する東海地震の危険性を考え、
国民と安全と安心のため、浜岡原発の安全対策が完了するまで、
全原子炉の運転停止を中部電力に要請した。」
私たちが原発学習会で学び、脱原発パレードに参加して、
一日も早い浜岡原発の停止の願いが、こんなに早く実現するようになるとは。
福島原発の惨状が、明日は我が身に降りかかる事を考えると、
どんな不都合があっても、最大の危機を回避するとが先決。
地震で壊滅状態になる可能性は避けられない。
エネルギー不足、経済の停滞等は、解決できる問題でしょう。
東海地震のあと命が助かっても、原発で更に生命の危機に立たされるのはまっぴら。
さらに、倒壊した家を失い、生まれた故郷を捨てざるを得ない福島の現状が
私たちの明日の姿だとは、決して想像したくない。
ニュースを聞いて、たまらない安堵感が沸いてきた。
先案じしても、楽観視しても、未来は「想定」の彼方にある。
ならばともかく、2011年5月6日その日を、特別に幸福な日として記録しておきたい。