被災地 福島から(1日目)

8月8日(月)1日目 最初の目的地、郡山市に向かう。 主催者が携帯する放射能測定器で、時々その場所場所を測定する。 蓮田SA    0.17 μSv/h マイクロシーベルト(時) 那須高原SA  0.33μSv/h  郡山(屋外)  1.03μSv/h 郡山(屋内)  0.11μSv/h


郡山の総合文化施設「ビックハット」視察。 現在、福島県最大の震災被害者の避難所となっている。 郡山市会議員の方、ボランティアセンターの方の説明会。


ホテルなど2次避難所、仮設住宅に移り、当初2400人いた避難者が、現在200人に。 被災者相互による助け合いのシステムが出来ている。(おたがいさまセンター) 当所閉鎖(8月末予定)による各地に分散した避難者への支援、ケアーが今後の課題。


仮設住宅自衛隊による風呂場など、避難所としては最高の環境にあると思う。 見舞金食事支給などがあるため生活には困らないが、閉鎖後の自立が難しい。 残った避難者は、ガラ空きの好きな所を生活場所にしていて、所持品も多い。


郡山市から次の視察地、太平洋側に面した南相馬市へ。 途中、放射線濃度の高い飯館村付近の山間を通っていく。 もの凄い雷雨で、途中のトイレ休憩も(雨)に濡れる事を恐れ行く人が少ない。 照明も薄暗く、閉店中の店が続く南相馬市の駅前ホテルにようやく到着。


夕食時に、飯館村住民の方から報告がある。 3月15日水素爆発時、40μSv/h(!) 山間部は高濃度の放射能が溜まり、かなり汚染された可能性あり。 放射能は上から振ってくるのでなく、足元周辺に漂っていたらしい。 同時刻、露出していた顔や手が、ヒリヒリし、鉄の味が感じられたそうだ。 飯館村原発より遠距離にあるため、電源三法による交付金はもらっていない。 現在、全村民疎開中。 補償賠償等のため、また飯館村が忘れられないよう、村民帰省まで活動中。 夜の街はほとんど人がいない。 ツアー参加者がコンビニまで行ったら既に閉店。警察の職務質問のを受けたそうだ。