脱・血液型
朝日新聞の夕刊(8/22)に、こんな記事があった。
「血液型 就活で聞かれたら・・・」
就活で血液型を聞かれたらどうする?
就職活動で不況と東日本大震災のダブルパンチにあえぐ学生が悩んでいる。
専門家は血液型による性格判断に科学的な根拠はなく、
面接で聞くことは差別につながりかねない、と警告している。
「血液型性格分類とは?」(ウィキペディアより)
当初は医学者、教育学者、心理学者などによって、新しい学説の候補として提案されたが、
その後にその妥当性を巡って学会で議論が起き、紆余曲折を経た後、学会で否定された。
だが、この説を説く一般向けの本が多数出版されたことや
近年日本のマスコミにより繰り返し流布されたことによって、
日本、韓国、台湾等一部地域で、それを信じる人やそれを信じている言説が増えた。
それらの国々では「血液型」は今や経済的価値を生み出すコンテンツの一種となっており、
無数の関連商品及びソフトが市場に流通している。
アホらしくて、こんな話、話題にもしたくありませんが、
この人頭イイ!とか、あの人センスいい!とか思える人が、
「血液型って何?」って、真顔で聞くことがあるんですよね。
世の中の経験少ない若い人ならともかく、
人生経験豊かな、私たち世代のオヤジにも結構いるんだから始末が悪い。
血液型は基本的にA・B・O・ABと4つしかなく、単純だからすぐ覚えられる。
職場などで、「あの人○○型だから。・・・」なんて言われたものなら、
仲間はずれ、派閥づくりなど、差別化の格好のネタになっている。
もうそろそろこういう話題がなくなってもいいと思うのですが、
いまだにマスコミでもてはやされ、
ビジネスの美味しい素材となっているのですから困ったものです。
私は人から血液型を問われて、
「ちょっと、わかりません。」と答えることにしている。
血液型を知らないなんて、バカじゃないかと・・・。
でも人に血液型を聞いてどうするのだろう。
迷信に惑わされているのはどちら?
でもまあ、こういう手もある。
「あなた血液型は?」と聞かれたら、
「あっかんB型」とか、「H型ですからご用心」とか、
「しかめっ面してNG型です。」とか・・・。
冗談には冗談で返した方が、賢明のようですね。